雑誌「男の隠れ家2022年8月号」は、趣味の部屋を特集しています。『一人ジャズ喫茶部屋』という蔵造りの部屋が出てきましたが、徹底ぶりがすごい。他に秘密のそば店の特集も。ジャズ喫茶で聴きたいアルバム。
太田寛二(KANJI OHTA)
BEBOP KANJI AT JULIAN AGAIN VOL.1 (JULIAN RECORDS 2021年録音)
札幌市出身のピアニスト、太田寛二(1959年生)さんは、自分のトリオで出演したり、小林陽一(ds)グループでピアノを担当したりと、ライブ現場での活躍が目立ちます。本作は、コロナ禍で中止された東北ライブツァーに代わるものとして録音されたアルバムです。
メンバーは、太田寛二(p)、佐藤弘基(b)、今村陽太郎(ds)。佐藤さんは岩手県、今村さんは仙台市を中心に活動しているミュージシャンです。東北ライブツァーを予定していたメンバーなので、気心も知れていると思われます。
曲目は次のとおり。
1 Love Your Spell Is Everywhere (Edmund Goulding)
2 Lilacs in The Rain (Peter De Rose)
3 Reets and I (Benny Harris)
4 I Could Write A Book (Richard Rodgers)
5 It Could Happen To You (Jimmy Van Heusen)
6 Salt Peanuts (Dizzy Gillespie & Kenny Clarke)
7 I Remember You (Victor Schertzinger)
8 All I Do is Dream of You (Nacio Herb Brown)
9 There Will Never be Another You (Harry Warren)
10 Oblivion (Bud Powell)
スタンダード曲とよく知られたジャズオリジナル曲が選曲されています。1の「Love Your Spell Is Everywhere」は、カーティス・フラーの演奏でお馴染みですが、大好きです。
名曲を寛ぎに満ちたピアノトリオの演奏で聴け、午後のお茶の時間や夜のお酒の時間に似合うアルバム。最初の「Love Your Spell Is Everywhere」で、右手から哀愁メロディーが流れ始めると、それだけで頬が緩みます。感心したのは、「It Could Happen To You」で、太田寛二(p)さんは、ぐっとテンポを落とし、華麗なバラードに仕上げています。小気味よくスイングした「I Could Write A Book」、「All I Do is Dream of You」、「There Will Never be Another You」と、楽しみました。
【太田寛二ホームページ】
太田寛二 オフィシャルサイト トップページ (kanji-ohta.com)
【男の隠れ家2022年8月号】
表紙。ブロードキャスターのピーター・バラカンさんの書斎。
CDやレコードなど膨大な枚数。廊下のCD棚だけで5000枚だそうです。自分の番組で流すために、音源を入手するので、増え続けているようです。
築64年の土蔵を改築し、音楽を楽しむ空間に。オーディオもヴィンテージの良さそうなものが揃い、レコードの枚数も多い。
土蔵だと、響きも良いと思われます。このままジャズ喫茶が開店できるような空間で、素晴らしい。
淹れたての珈琲を愉しむ実験室のような空間だそうです。
珈琲が美味しそうです。
「一度は行きたい秘密のそば店」の特集。
この「しもさか」には、今月初めに寄りました。拙ブログの記事へのリンク。
美味しそうな蕎麦です。
木曽の「時香忘」。木曽福島町にある蕎麦屋さん。機会があれば、訪れてみたい。
広いお店のようです。
茨城県のお店の紹介が多く出ていました。