アメリカの歌手、エルヴィス・プレスリーの生涯を描いた映画「エルヴィス」が、長野県内でも上映されたので、観てきました。
(あらすじ)
人気絶頂で謎の死を遂げたスーパースター、エルヴィス・プレスリー。彼が禁断の音楽“ロック”を生んだライブの日から世界は一変した。センセーショナルすぎるパフォーマンスから若者に熱狂的に愛された一方で、中傷の的になり警察の監視下に置かれる。型破りに逆境を打ち破る伝説と、裏側の危ない実話。世界一売れたスターの裏には強欲マネージャーがいた―。彼を殺したのは誰なのか?
(主なスタッフ・キャスト)
監督:バズ・ラーマン
エルヴィス・プレスリー:オースティン・バトラー
トム・パーカー:トム・ハンクス
プリシア:オリビア・デヨング
(感 想)
上映時間は159分でしたが、最後まで緊張が途切れない面白い映画でした。主に、全編に渡って流れる、エルヴィスの歌声のためです。ハイライトは、1968年のNBCテレビの特別番組「エルヴィス」を製作していく過程や同番組内で「明日への願い」(If I Can Dream)」を歌う場面で、感動しました。
ストーリーは捻ってあり、マネージャーの「トム・パーカー」の視点から商品としてのエルヴィスが語られたり、二人の確執の場面も多く出てきます。これは、作品に興味をもってもらうためには、必要なのかもしれませんが、芸能界裏話風で、違和感も感じました。
オースティン・バトラーは、吹き替え無しで「That's All Right」や「Blue Suede Shoes」などの歌を歌い、エルヴィスになりきっていて、よかった。晩年の歌声は、エルヴィス本人のものを使ったそうですが、「You Don't Have to Say You Love Me(この胸のときめきを)が使われなかったのが、ちょっと残念。
ピアノを弾きながら「Are You Lonesome Tonight?(今夜はひとりかい?)」を歌う場面。
エルヴィス役のオースティン・バトラー。
トム・パーカー大佐役のトム・ハンクス
歌っている場面
実物のエルヴィス・プレスリー。
【映画「エルヴィス」公式サイト】