安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

高関健指揮 群響定期演奏会。【ラフマニノフピアノ協奏曲第3番(清水和音)、「春の祭典」】

2022-07-25 19:30:00 | クラシック演奏会

7月23日(土)は、高崎芸術劇場で群馬交響楽団の定期演奏会。高関健指揮でストラヴィンスキー「春の祭典」が演奏されるので、絶対に見逃せません。

   

(出 演)

指揮:高関 健
ピアノ:清水 和音
管弦楽:群馬交響楽団 (コンサートマスター:伊藤文乃)

高関健さんは、群馬交響楽団の名誉指揮者で、幅広く活躍。現在、東京シティ・フィル常任指揮者、仙台フィルレジデント・コンダクター、富士山静岡交響楽団首席指揮者、東京芸大指揮科教授を務めている。清水和音さんは、1981年、ロン=ティボー国際コンクール優勝、以来国内外で活躍。デビュー40周年の2021年春には「3大ピアノ協奏曲の饗宴」などを開催。現在、桐朋学園大学・大学院教授。詳しくは、下記をご覧ください。

(曲 目)

ラフマニノフ / ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30

チャイコフスキー(アール・ワイルド編曲 / (白鳥の湖)から四羽の白鳥(ソリストアンコール曲)

  〈休憩〉

ストラヴィンスキー / バレエ音楽「春の祭典」

 (感 想)

ストラヴィンスキーの「春の祭典」を初めてオーケストラで聴くことができて、大感激でした。中学生の時に買ってもらった日本コンサートホールソサエティのレコード(ブーレース指揮フランス国立放送管)で、聴いて以来、そのリズムと色彩感に心を奪われている曲だからです。

高崎芸術劇場の広いステージに、ホルン9本やティンパニ2台をはじめ弦楽器まで、総勢で100人くらいが並んで壮観でした。高関健さんの指揮は、遅すぎず、早からずといったテンポで、強弱がよくついたもので、見事でした。冒頭のファゴットをはじめ、管楽器のソロも頑張っていて好演でした。 

本日は、「春の祭典」一色の印象になってしまったため、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の印象は薄れましたが、ヴィオラ、チェロといった弦楽器の響きに叙情が出ていました。独奏の清水和音さんの演奏は、技術的には優れているのでしょうが、僕にはやや単調に聴こえました。

(出演者プロフィール)

【高関健さんのツイッター】

高関 健(@KenTakaseki)さん / Twitter

 

【あらかじめ聴いたCD】

   

ストラヴィンスキー「春の祭典」。ピエール・ブーレーズ指揮フランス国立放送管弦楽団。(1963年録音、コンサートホール原盤)。SACDです。

   

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」。ユジャ・ワン(p)。グスターボ・ドゥダメル指揮ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団。(2013年録音)