7月23日(土)は、高崎芸術劇場で群馬交響楽団の定期演奏会。高関健指揮でストラヴィンスキー「春の祭典」が演奏されるので、絶対に見逃せません。
(出 演)
指揮:高関 健
ピアノ:清水 和音
管弦楽:群馬交響楽団 (コンサートマスター:伊藤文乃)
高関健さんは、群馬交響楽団の名誉指揮者で、幅広く活躍。現在、東京シティ・フィル常任指揮者、仙台フィルレジデント・コンダクター、富士山静岡交響楽団首席指揮者、東京芸大指揮科教授を務めている。清水和音さんは、1981年、ロン=ティボー国際コンクール優勝、以来国内外で活躍。デビュー40周年の2021年春には「3大ピアノ協奏曲の饗宴」などを開催。現在、桐朋学園大学・大学院教授。詳しくは、下記をご覧ください。
(曲 目)
ラフマニノフ / ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
チャイコフスキー(アール・ワイルド編曲 / (白鳥の湖)から四羽の白鳥(ソリストアンコール曲)
〈休憩〉
ストラヴィンスキー / バレエ音楽「春の祭典」
(感 想)
ストラヴィンスキーの「春の祭典」を初めてオーケストラで聴くことができて、大感激でした。中学生の時に買ってもらった日本コンサートホールソサエティのレコード(ブーレース指揮フランス国立放送管)で、聴いて以来、そのリズムと色彩感に心を奪われている曲だからです。
高崎芸術劇場の広いステージに、ホルン9本やティンパニ2台をはじめ弦楽器まで、総勢で100人くらいが並んで壮観でした。高関健さんの指揮は、遅すぎず、早からずといったテンポで、強弱がよくついたもので、見事でした。冒頭のファゴットをはじめ、管楽器のソロも頑張っていて好演でした。
本日は、「春の祭典」一色の印象になってしまったため、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の印象は薄れましたが、ヴィオラ、チェロといった弦楽器の響きに叙情が出ていました。独奏の清水和音さんの演奏は、技術的には優れているのでしょうが、僕にはやや単調に聴こえました。
(出演者プロフィール)
【高関健さんのツイッター】
高関 健(@KenTakaseki)さん / Twitter
【あらかじめ聴いたCD】
ストラヴィンスキー「春の祭典」。ピエール・ブーレーズ指揮フランス国立放送管弦楽団。(1963年録音、コンサートホール原盤)。SACDです。
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」。ユジャ・ワン(p)。グスターボ・ドゥダメル指揮ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団。(2013年録音)