安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

高橋多佳子ショパン・ザ・シリーズSeason2《ショパンと楽聖たち》Vol.1(8月20日 上田市サントミューゼ)

2022-08-22 19:30:00 | クラシック演奏会

高橋多佳子(ピアノ)さんのコンサート「ショパン・ザ・シリーズSeason2《ショパンと楽聖たち》」の第1回『バッハとショパン』が開催されたので、上田市のサントミューゼに聴きに行きました。

   

チラシ表

(出 演)

ピアノ:高橋多佳子

高橋さんは、第12回ショパン国際ピアノ・コンクール第5位。桐朋学園大学卒業、国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科を最優秀で修了。国立ワルシャワフィルをはじめ、国内の主要オーケストラと共演を重ねる。既にCDを20タイトル以上リリース。ソロ活動のほかピアノ・デュオ「デュオ・グレイス」、「椿三重奏団」としても活動している。詳しい略歴は次のとおり。

(曲 目)

Vol.1は、バッハとショパン ~偉大なる「音楽の父」とショパン~ と題して、バッハとショパンの曲が取り上げられました。

J. S. バッハ / フランス組曲 第6番 BWV817より「ポロネーズ」
F. ショパン / ポロネーズ ト短調、ポロネーズ 変ロ長調
J. S. バッハ / インヴェンション 第2番 BWV773
F. ショパン / エチュード 嬰ハ短調 作品25-7
J. S. バッハ / 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 BWV846「前奏曲」
F. ショパン / 24の前奏曲 作品28より第1,  2,  3,  13,  14,  15,  23,  24番

(感 想)

高橋多佳子さんのショパン・ザ・シリーズですが、ショパンの生涯をたどった昨年に続いて、本年は、シーズン2として「ショパンと楽聖たち」と題して開催されます。昨年が良かったので、今年も楽しみで、まず第1回に出かけました。

ショパンがバッハから影響を受けていることは、知識としてはあったものの、解説とピアノ演奏で具体的に示していただき、感激しました。ジヴヌィ先生がバッハを教材として教えていたため、ショパンが7歳で初めて作曲したのは、ポロネーズ2曲だそうです。

多声音楽(ポリフォニー)で作曲したエチュード作品25-7、平均律クラヴィーア曲集を念頭においたショパンの24の前奏曲と、バッハからの影響を明らかにしてくれました。ショパンの前奏曲で、高橋さんは低音をしっかりと響かせて、素晴らしい演奏を披露してくれました。

【高橋多佳子さんの twitter】

高橋多佳子さん (@takako1990) / Twitter

【チラシから演奏予定曲目、今後の予定】

本年も3回のシリーズです。概要は、下記のとおりで、あと2回も聴きに行く予定です。