高橋多佳子(ピアノ)さんのコンサート「ショパン・ザ・シリーズSeason2《ショパンと楽聖たち》」の第1回『バッハとショパン』が開催されたので、上田市のサントミューゼに聴きに行きました。
チラシ表
(出 演)
ピアノ:高橋多佳子
高橋さんは、第12回ショパン国際ピアノ・コンクール第5位。桐朋学園大学卒業、国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科を最優秀で修了。国立ワルシャワフィルをはじめ、国内の主要オーケストラと共演を重ねる。既にCDを20タイトル以上リリース。ソロ活動のほかピアノ・デュオ「デュオ・グレイス」、「椿三重奏団」としても活動している。詳しい略歴は次のとおり。
(曲 目)
Vol.1は、バッハとショパン ~偉大なる「音楽の父」とショパン~ と題して、バッハとショパンの曲が取り上げられました。
J. S. バッハ / フランス組曲 第6番 BWV817より「ポロネーズ」
F. ショパン / ポロネーズ ト短調、ポロネーズ 変ロ長調
J. S. バッハ / インヴェンション 第2番 BWV773
F. ショパン / エチュード 嬰ハ短調 作品25-7
J. S. バッハ / 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 BWV846「前奏曲」
F. ショパン / 24の前奏曲 作品28より第1, 2, 3, 13, 14, 15, 23, 24番
(感 想)
高橋多佳子さんのショパン・ザ・シリーズですが、ショパンの生涯をたどった昨年に続いて、本年は、シーズン2として「ショパンと楽聖たち」と題して開催されます。昨年が良かったので、今年も楽しみで、まず第1回に出かけました。
ショパンがバッハから影響を受けていることは、知識としてはあったものの、解説とピアノ演奏で具体的に示していただき、感激しました。ジヴヌィ先生がバッハを教材として教えていたため、ショパンが7歳で初めて作曲したのは、ポロネーズ2曲だそうです。
多声音楽(ポリフォニー)で作曲したエチュード作品25-7、平均律クラヴィーア曲集を念頭においたショパンの24の前奏曲と、バッハからの影響を明らかにしてくれました。ショパンの前奏曲で、高橋さんは低音をしっかりと響かせて、素晴らしい演奏を披露してくれました。
【高橋多佳子さんの twitter】
高橋多佳子さん (@takako1990) / Twitter
【チラシから演奏予定曲目、今後の予定】
本年も3回のシリーズです。概要は、下記のとおりで、あと2回も聴きに行く予定です。