アルトサックス奏者の寺久保エレナさんの日本ツァーの公演が、長野市のバックドロップで開催されたので聴きに行きました。
寺久保エレナカルテット
(出 演)
寺久保エレナ(アルトサックス、フルート、クラリネット)
デビット・ブライアント(ピアノ)
高橋陸(ベース)
デニス・フレーゼ(ドラムス)
(曲 目)
曲目は、一応アナウンスはありましたが、よく聞き取れず、誤りがあるとは思います。
1 プレディス No.1 【「Predis No.1」?】 (寺久保エレナ)
2 フレネミー 【 友情と敵と言っていたので、「Frindship and Enemy」?】(寺久保エレナ)
3 I Can't Get Started (Vernon Duke)
4 フューチャー・ホープ 【「Future Hope」?】(寺久保エレナ)
5 Firm Roots (Cedar Walton)
〈休憩〉
1 Little Sunflower (Freddie Hubbard)
2 ファンタスティック・・・【Fantastic・・・?】 (寺久保エレナ)
3 Days of Wine and Roses (Henry Mancini)
4 Little Girl Power (寺久保エレナ)
5 The Intrepid Fox(Freddie Hubbard) (アンコール曲)
(感 想)
寺久保エレナ本人はもちろん、リズムセクションも良くて、鳥肌ものの演奏が聴けた素晴らしいライブでした。会場も沸いて、皆さん満足したのではないでしょうか。オリジナル曲に加え、シダー・ウォルトンやフレディー・ハバードの曲を取り上げていて、それも嬉しいものでした。
彼女のリーダーライブを聴いたのは、初めてだったので、アルトサックスばかりでなく、「Little Sunflowetr」では全てフルートでプレイし、「Days of Wine and Roses」では、クラリネットを使うなど、マルチで演奏していてびっくりしました。
「Firm Roots」と「The intrepid Fox」では、高橋陸の強力ランニングベースとデニス・フレーゼのドラミングにのって、寺久保エレナ(as)とデビット・ブライアント(p)が縦横に駆け巡り、興奮させられました。オリジナル曲では、ファンクっぽい「フューチャー・ホープ」が面白かった。
寺久保エレナ(as)と高橋陸(b)
寺久保エレナ(fl)
デニス・フレーゼ(ds)
(バックドロップのホームページにある演奏者の紹介)
寺久保エレナ(てらくぼ・えれな)アルト・サックスジュニア・ジャズ・オーケストラに参加。13歳の時、最年少でボストン・バークリー・アワードを受賞。渡辺貞夫、山下洋輔、日野皓正、佐山雅弘、本田雅人、タイガー大越など有名ミュージシャンとの共演やセッションに多数参加。 デビッド・ブライアント(David Bryant)pianoニューヨーク・ブルックリン生まれ。世界のジャズシーンで注目を集めるピアニスト/作曲家/マルチインストゥルメンタリスト。 高橋陸(たかはし・りく)ベース1996年生まれ、千葉県東金市出身。12歳から、吹奏楽でコントラバス、エレクトリックベースを始める。吹奏楽を田中淳一郎氏、コントラバスを内山和重氏に師事。全国大会をはじめ数々のコンテストで入賞を果たす。平行してジャズに興味を持ちCharlie Hadenの直系Jiro Plutschow氏、井上陽介氏に師事。吹奏楽と並行しライブシーンでプロのベーシストとしてのキャリアをスタート。 デニス・フレーゼ (Dennis Frehse) drumsドイツ・ハノーファー生まれ。米バークリー音楽大学を首席で卒業。ドイツへ帰国後、Branford Marsalis、Jesse Davis, Michel Reis, Julian & Roman Wasserfuhrなどと共演し、全欧各国での演奏活動を幅広く展開すると同時に、教育の場でも実績を挙げる。2009年より東京を拠点に活動中。 |
【寺久保エレナホームページ】
Erena Terakubo Official Website / 寺久保エレナ オフィシャルウェブサイト (jamrice.co.jp)
この9月にはヨーロッパをツァーすることが発表されていて、活躍の場を広げているようです。
【長野市 バックドロップホームページ】
バックドロップ ジャズの流れる洋定食屋(Back Drop) (back-drop.jp)
(今後のバックドロップのジャズライブ予定)