安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

江澤茜(as)カルテット・ライブ(7月31日 安曇野市いさつ歯科医院)

2022-08-01 19:30:00 | ジャズライブ

7月31日(日)に、いさつ歯科医院で江澤茜(as)さんのライブが開催されたので、行ってきました。ジャズのライブ会場は狭いところが多いので、コロナ禍で、出かけるのは控え気味ですが、再開しつつあります。

   

(出 演)

江澤茜(アルトサックス、ソプラノサックス)
北島佳乃子(ピアノ)
伊藤勇司(ベース)
木村紘(ドラムス)

(曲 目)

1  Flight to Australia (江澤茜)
2  Blue for 4 (江澤茜) 
3  From Archive (江澤茜)
4  I Thought About You (Jimmy Van Heusen)
5  Night & Day (Cole Porter)

〈休憩〉

1  Ray's Idea (Ray Brown)
2  Canis Major (江澤茜)
3  Don't Stop! (江澤茜)
4  春の雪解け(Spring Thaw) (江澤茜)
5  With a Song in My heart (Richard Rodgers) 
6  Like Someone in Love  (Jimmy Van Heusen) (アンコール曲)

(感 想)

江澤さんのアルバム「Thaw」のリリースツァーなので、オリジナル曲が多く演奏されましたが、まずまず親しみのもてる曲でした。特に「Flight to Australia」のメロディが印象に残りました。

江澤さんは、アルトとソプラノのサックスを使っていましたが、アルトはテナーに近い感じのサウンドで、太くて、やや黒っぽい音色が特徴と言えそうでした。ソプラノでは、フリー系の吹奏もありましたが、全体にスイングしたハードバップ系でした。

「Blue for 4」は、テンポゆったりめのグルーヴィーな曲で、江澤(ss)さん、北島(p)さんのソロも良かった。ベース、ドラムスを含めて一番乗ったのは「Night & Day」で、リズムが立ったアグレッシブな演奏で、今後が楽しみなメンバー各人だと感じました。

(江澤さんのプロフィール)

【江澤茜ホームページ】

江澤茜 (akaneezawa.com)

 

【いさつ歯科医院】

院長の伊佐津さんは、歯科医師ですが、ヴィブラフォン奏者でもあり、ジャズ批評誌にもよく執筆している方です。奥様もピアニストです。

外観は、普通の歯科医院です。

ですが、中はジャズファンにとってはワンダーランド。歯科用の機材がシュールですが、グランドピアノも備えていて、ライブを行うにはよい環境です。

ふと見ると、古くて面白そうなレコードプレーヤーがありました。下の箱には、アンプやスピーカーも入っていて、これだけで、レコードが再生できます。初めて見ました。

   

レコードプレーヤの下が、ボックスになっていて、アンプとスピーカーが収納されています。

アンプのアップ

スピーカーのアップ