書店で最近たまたま手にとって、面白そうだったので購入した文庫本です。
カバー表紙
(カバー裏にある本書の紹介)
(著者の紹介)
(感 想)
テレビ放映の「ウルトラセブン」に魅せられ、その中の音楽に興味を惹かれ、ついにはテレビで使われていた曲にたどりつくまでを綴ってあり、感動的でした。たどりついた曲は、シューマンのピアノ協奏曲で、演奏者はディヌ・リパッティ(p)でした。
ウルトラセブンを観て育った世代の共感を呼んだためか、この本は結構読まれたようです。ことに、第2章は、ウルトラセブンのお奨め作品の紹介になっています。音楽を書いたり、監修を行った作曲家の冬木透さんと著者の対談も収録され、それも興味深かった。
シューマンの協奏曲について、リパッティやマルタ・アルゲリッチなど多くのピアニストの演奏を挙げて、『クラシック音楽は、同じ曲でも演奏によってまったく違う表情となる』と著者の青山さんが記しています。いろいろな演奏を聴きたくなりました。
【シューマンのピアノ協奏曲、今回聴いた演奏(CD)、関連書籍】
ディヌ・リパッティ(p)、カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団(1948年録音)
シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲(2018 DSD 11.2MHzマスターによる) ウルトラセブン50th & リパッティ100th<期間生産限定盤>。テレビ「ウルトラマンセブン」で使われた演奏が入っています。
レコードで発売された際のジャケット。
豪華なブックレットがついています。スコアやウルトラマンセブンのテレビ放映の写真など。これだけでも、ウルトラマンのファンはほしくなるに違いありません。
(マルタ・アルゲリッチ)
マルタ・アルゲリッチ(p)。ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ指揮ワシントン・ナショナル交響楽団(1978年録音)。SACDで聴いています。よく知られている演奏です。
マルタ・アルゲリッチ(p)。チョン・ミョンフン指揮フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団(2001年録音)
(フリードリヒ・グルダ)
フリードリヒ・グルダ(p)、フォルクマール・アンドレーエ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。(1956年録音)。僕はグルダのファンなので、こちらも聴きました。端正な美しい演奏だと思います。
(池辺晋一郎著「シューマンの音符たち」)
ピアノ協奏曲が取り上げられています。シューマンのピアノ協奏曲は、5大協奏曲の一つに数えられる優れた作品だと述べられています。
(ノベルティグッズ)
ガソリンスタンドの「宇佐美」でもらったソフトビニールケース(A4の書類入れ)。確か、昨年か一昨年だったと思うのですが、ウルトラキャンペーンが開かれていて、その際の景品としていただきました。ウルトラマンは、やはりアピールするのでしょう。