安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

映画「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」を観ました。(10月1日 アイシティシネマ)

2023-10-03 19:30:00 | 映画・DVD・テレビ

ケネス・プラナー監督・主演の映画エルキュール・ポアロシリーズの第3作目「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」が上映されたので観てきました。第1作の「オリエント急行殺人事件」をDVDで観たら、面白かったので出かけました。

   

チラシ表

   

チラシ裏

(あらすじ)

ベネチアで隠遁生活を過ごしていたポアロは、霊媒師のトリックを見破るために、子供の亡霊が出るという謎めいた屋敷での降霊会に参加する。しかし、その招待客が、人間には不可能と思われる方法で殺害され、ポアロ自身も命を狙われる。 この殺人事件の真犯人は、人間か、亡霊か。名探偵ポアロが超常現象の謎に挑む、

(原作、主な出演者など

原作はアガサ・クリスティの小説「ハロウィーン・パーティ」。

監督・ポアロは、ケネス・プラナー。霊媒師レイノルズは、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でアジア人で初のアカデミー主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー。そのほかの共演に「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のジェレミー・ドーナン、俳優でコメディアンのティナ・フェイら。

(感想など)

原作が、「ハロウィーン・パーティ」となっているように、ハロウィーンの日、ベネチアの古い洋館におけるパーティーと降霊会の出来事を中心にテンポ早めに物語が展開します。ポアロは、最終的に犯人を見つけ、ことの真相に迫ります。

この映画の特徴としては、本来のミステリに加え、ホラー(恐怖映画)の要素が入っていることでしょうか。舞台が、大きな屋敷の中というのも特徴として挙げられます。前2作とは異なったシチュエーションで、緊迫感をかなり感じ、ミステリ+ホラーは成功しているように思えました。

ベネチアの街の風景、様子がたくさん出てくるかと期待したのですが、屋敷内の出来事という性格上、街は最小限の描写になっていました。風光明媚なベネチアをたっぷり観たかったので、その点だけは残念でした。

【映画「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」公式サイト】

映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』公式サイト|20世紀スタジオ公式 (20thcenturystudios.jp)

【アイシティ・シネマ ホームページ】

アイシティシネマ - アイシティシネマ 公式サイト (inouedp.co.jp)

 

(第1作目の「オリエント急行」殺人事件は、DVDで観ました。)

イスタンブールを出発し、多分、ヨーロッパアルプスの麓を行くオリエント急行。

脱線して止まる寸前の列車。

事件が解決して、次のナイル殺人事件の現場へと赴くポアロ。

   

アガサ・クリスティ「Murder on The Orient Express」のペーパーバック。昔、購入したものです。なお、「Now A Major Motion Picture」とあるのは、1974年にシドニー・ルメット監督で映画化されたものを指すと思います。その映画では、イングリット・バーグマンがアカデミー助演女優賞を受賞しています。