中華料理を食べたくなり、長野東急デパートにある金龍飯店でワンタンセットをいただきましたが、焼きそばとエビワンタンという組み合わせが抜群に良かった。最近録音された抜群のアルバム。
JASON MARSHALL (ジェイソン・マーシャル)
NEW BEGINNINGS (CELLAR MUSIC 2022年録音)
バリトン・サックス奏者のジェイソン・マーシャルは、ロニー・キューバーやゲイリー・スマリアンに師事し、ここ20年くらいニューヨークで活躍を続け、ロイ・ハーグローブ・ビッグバンドやバードランド・ビッグバンドで演奏しています。本作は、彼の3作目で、バリトン・サックスのワンホーンアルバム。
メンバーは、ジェイソン・マーシャル(bs)、マーク・キャリー(p)、ジェラルド・キャノン(b)、ウィリー・ジョーンズ三世(ds)。マーシャルは、本作ではバリトン・サックスに専念していますが、テナー・サックスやフルートも演奏するマルチプレイヤーです。
曲目は次のとおり。
1 Recordame (Joe Henderson)
2 I Could Write A Book (Richard Rodgers)
3 Airegin (Sonny Rollins)
4 Black Orpheus (Luiz Bonfá) 【黒いオルフェ】
5 Peggy's Blue Skylight (Charles Mingus)
6 Ms. Garvey, Ms. Garvey!! (Jason Marshall)
7 Fallen Feathers (Quincy Jones)
8 I'll Never Stop Loving You (Nicholas Brodszky)
ジャズ・オリジナルのジョー・ヘンダーソン作「Recordame」やソニー・ロリンズ作「Airegin」、スタンダード曲の「I Could Write A Book」や「Black Orpheus」、ジェイソン・マーシャルの自作が1曲と、バラエティに富んでいます。
ジェイソン・マーシャル(bs)は、逞しい音色で、ハードバップをベースに、スインギーかつブルージーに吹いていて、とても好感を持ちました。リズムセクションもドライブしている快作だと思います。最初からマーシャル(bs)のパワー全開の「Recordame」、高速アドリブがスリリングな「Airegin」あたりがハイライトですが、可愛い曲想をゴリゴリのバリトンで綴っていくところが微笑ましい「I Could Write A Book」なども面白い。「Black Orpheus」のソロをはじめ、マーク・キャリー(p)のピアノも聞き逃せません。
ライナーノートにある録音時の写真。
【Jason Marshall ホームページ】
Jason Marshall (jasonmarshalljazz.com)
(参考)本作から「Airegin」が聴けます。
【長野東急デパート7階 金龍飯店】
住所:長野県長野市南千歳1-1-1 ながの東急百貨店
電話:026-224-4028
ホームページ:金龍飯店 (kinryuuhanten.com)
入口
ショーケースにあるワンタンセットの模型。
店内
焼きそばとエビワンタンセット。
五目といってもいいくらい餡がかかっています。白菜、ニンジン、タケノコ、きくらげ、豚肉などが入っていました。
麺は細めで、ラーメン用のものかもしれません。
エビのワンタン。意外にボリュームがあります。
ワンタンも美味しいのですが、スープがたっぷりで嬉しい。
デザート。焼きそばとワンタンの組み合わせは、とても相性がよく、美味しくいただきました。