安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ロニー・マシューズ「SELENA'S DANCE」、デニーズ50周年記念スペシャルメニュー。

2023-10-27 19:30:00 | ピアノ・トリオ

ファミレスの「デニーズ」が、創業50周年(1973年11月に会社設立、74年4月に1号店出店)を迎えるので、名店とコラボした記念メニューが販売されていて、その第1弾をいただきました。名曲中心のアルバムを。

RONNIE MATHEWS (ロニー・マシューズ)
SELENA'S DANCE (TIMELESS 1988年録音)

   

ロニー・マシューズ(p, 1935~2008年)は、好きなピアニストの一人で、過去に拙ブログで2作(リンク1リンク2)取り上げました。マックス・ローチ(1963~68年)やアート・ブレイキーのジャズメッセンジャーズ(1968~69、75年)のサイドメンを務めています。本作は、オランダのレーベル「TIMELESS」に録音したピアノトリオ作品です。

メンバーは、ロニー・マシューズ(p)、スタッフォード・ジェイムス(b)、トニー・リーダス(ds)。スタッフォード・ジェイムス(Stafford James, 1946~)は、「Stella by Starlight」におけるソロをはじめとして、実力を発揮しています。

曲目は次のおとり。

1  In a Sentimental Mood (Duke Ellington)
2  My Funny Valentine (Richard Rodgers)
3  Stella by Starlight (Victor Young)  【星影のステラ】
4  Selena's Dance (Ronnie Mathews)
5  Body and Soul (Johnny Green)   【身も心も】
6  There Is No Greater Love (Isham Jones)
7  Blue Bossa (Kenny Dorham)
8  Fee Fi Fo Fum (Wayne Shorter)
4の「Selena's Dance」がロニー・マシューズのオリジナルですが、あとの7曲は、有名スタンダード曲とジャズオリジナルです。

ロニー・マシューズ(p)は、マッコイ・タイナー(p)のプレイを承継しているピアニストで、本作ではマシューズ自作の「Selena's Dance」で、モーダルで熱いプレイが聴けます。しかし、その他の曲では、端正といってもよい、メロディアスで、自然な和音を用いたプレイに終始しています。とはいっても、バラードの「In A Sentimental Mood」では、中間部でミディアムテンポにしたり、「My Funny Valentine」を早めのボサノヴァでやったり、「Blue Bossa」では胸のすくようなシングルラインプレイを行っていて、楽しめるアルバム。

(参考)本作から「In A Sentimental Mood」が聴けます。

Ronnie Mathews Trio - In A Sentimental Mood - YouTube

 

【デニーズ長野若里店】

住所:長野県長野市若里7-6-7
電話:080-3218-3635
ホームページ:デニーズ公式サイト - いらっしゃいませ、デニーズへようこそ (dennys

お店の外観

店内



50周年記念スペシャルメニュー。シェフのおすすめ 3品セット。

今回デニーズとコラボしたのは「REGALO」の小倉知巳シェフ

1977年、東京都生まれ。大学時代に調理師免許を取得し、都内のイタリアンレストランで1年勤務。ミラノ近郊の都市ベルガモでのスタージュを経て、アロマフレスカグループでは2年間料理の基礎を学ぶ。2008年9月、富ヶ谷に「REGALO」をオープン。2014年4月、参宮橋に移転し2017年に一つ星を獲得、現在に至る。

サラダ 「ローストポークスライスとルッコラのインサラータ」。ついているパン(バゲット)が特に美味しかった。

ローストポークのスライス。

スープ 「卵と玉ねぎのズッパ」。

かきたまスープをオニオンスープでデニーズ風にアレンジした「卵と玉ねぎのズッパ」だそうです。このスープは、なかなかの傑作だと思いました。パンにつけても良かったです。

スパゲッティ 「海老のマリナーラ」

パスタは、トマトとアンチョビ、にんにくで味付けされているそうです。僕にはにんにくが効き過ぎでしたが、一般にはまずまず美味しいのではないかと思いました。