ファミレスの「デニーズ」が、創業50周年(1973年11月に会社設立、74年4月に1号店出店)を迎えるので、名店とコラボした記念メニューが販売されていて、その第1弾をいただきました。名曲中心のアルバムを。
RONNIE MATHEWS (ロニー・マシューズ)
SELENA'S DANCE (TIMELESS 1988年録音)
ロニー・マシューズ(p, 1935~2008年)は、好きなピアニストの一人で、過去に拙ブログで2作(リンク1、リンク2)取り上げました。マックス・ローチ(1963~68年)やアート・ブレイキーのジャズメッセンジャーズ(1968~69、75年)のサイドメンを務めています。本作は、オランダのレーベル「TIMELESS」に録音したピアノトリオ作品です。
メンバーは、ロニー・マシューズ(p)、スタッフォード・ジェイムス(b)、トニー・リーダス(ds)。スタッフォード・ジェイムス(Stafford James, 1946~)は、「Stella by Starlight」におけるソロをはじめとして、実力を発揮しています。
曲目は次のおとり。
1 In a Sentimental Mood (Duke Ellington)
2 My Funny Valentine (Richard Rodgers)
3 Stella by Starlight (Victor Young) 【星影のステラ】
4 Selena's Dance (Ronnie Mathews)
5 Body and Soul (Johnny Green) 【身も心も】
6 There Is No Greater Love (Isham Jones)
7 Blue Bossa (Kenny Dorham)
8 Fee Fi Fo Fum (Wayne Shorter)
4の「Selena's Dance」がロニー・マシューズのオリジナルですが、あとの7曲は、有名スタンダード曲とジャズオリジナルです。
ロニー・マシューズ(p)は、マッコイ・タイナー(p)のプレイを承継しているピアニストで、本作ではマシューズ自作の「Selena's Dance」で、モーダルで熱いプレイが聴けます。しかし、その他の曲では、端正といってもよい、メロディアスで、自然な和音を用いたプレイに終始しています。とはいっても、バラードの「In A Sentimental Mood」では、中間部でミディアムテンポにしたり、「My Funny Valentine」を早めのボサノヴァでやったり、「Blue Bossa」では胸のすくようなシングルラインプレイを行っていて、楽しめるアルバム。
(参考)本作から「In A Sentimental Mood」が聴けます。
Ronnie Mathews Trio - In A Sentimental Mood - YouTube
【デニーズ長野若里店】
住所:長野県長野市若里7-6-7
電話:080-3218-3635
ホームページ:デニーズ公式サイト - いらっしゃいませ、デニーズへようこそ (dennys
お店の外観
店内
50周年記念スペシャルメニュー。シェフのおすすめ 3品セット。
今回デニーズとコラボしたのは「REGALO」の小倉知巳シェフ
1977年、東京都生まれ。大学時代に調理師免許を取得し、都内のイタリアンレストランで1年勤務。ミラノ近郊の都市ベルガモでのスタージュを経て、アロマフレスカグループでは2年間料理の基礎を学ぶ。2008年9月、富ヶ谷に「REGALO」をオープン。2014年4月、参宮橋に移転し2017年に一つ星を獲得、現在に至る。
ローストポークのスライス。
かきたまスープをオニオンスープでデニーズ風にアレンジした「卵と玉ねぎのズッパ」だそうです。このスープは、なかなかの傑作だと思いました。パンにつけても良かったです。
スパゲッティ 「海老のマリナーラ」
パスタは、トマトとアンチョビ、にんにくで味付けされているそうです。僕にはにんにくが効き過ぎでしたが、一般にはまずまず美味しいのではないかと思いました。