安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ディー・ベル LET THERE BE LOVE

2009-01-25 17:56:13 | ヴォーカル(A~D)

きのう、入院中の友人のお見舞いに松本市に行ってきました。その後、せっかくなので松本市内を散策。まずクレモナ(クラシック)でCDを購入したあと、昨年オープンしたカフェ 884(カフェ ハヤシ)に行ってきました。ここでは英国タンノイ社のスピーカー「ウェストミンスター」を使っています。ピアノトリオを聴いたのですが、ヴォーカルはどう鳴るかなと思いながら帰途につきました。その続きで自宅ではヴォーカルを聴いてみました。

DEE BELL (ディー・ベル)
LET THERE BE LOVE (CONCORD 1982年録音)

 Lettherebelovedeebell

スタン・ゲッツ(テナー・サックス)が伴奏に加わっているのと、ビル・エヴァンス作曲の「Waltz for Debbie」が収録されているので興味が湧き購入したアルバムです。ディー・ベルがレストランで働いている時に、ギタリストのエディ・デュランがたまたま歌を聴いて見出し、この録音につながったもので、彼女はまさにシンデレラガールです。

アレンジはすべてエディ・デュランが手がけ、ラテン・リズムも取り入れたやや新しめの音作りをしています。また、彼はこのアルバムのために2曲を書き下ろしています。伴奏はジャズ・コンボが主で、ほとんどのトラックで、オブリガートも含めスタン・ゲッツの音が聴けます。

曲目は、「There's a Lulu In My Life」、「Let There Be Love」、「This Life We've Led」、「Waltz For Debbie」、「You Must Believe In Spring」、「Just Because We're Kids」、「Reminiscing in Tempo」など9曲です。彼女はアイリーン・クラールをフェイバリットシンガーにあげ、クラールが歌った「This Life We've Led」を選曲しています。

ディー・ベルは、いわゆる癖のない透明感のある声をしており、また、発声がはっきりしていて歌詞を大事にしている様がうかがえ、聴いていてなかなか心地よいです。「Let There Be Love」は、ゲッツのスイートなソロからはじまり、寛いだ歌が続き、「Waltz For Debbie」ではビル・エヴァンスの演奏を思い起こさせます。このアルバムを「カフェ 884」のウエストミンスターで聴いてみたいものです。

Cremonacd  Audiozoom884_2

左写真は、クラシックCD販売店のクレモナです。右はカフェ 884のオーディオシステムです。カフェ 884のレポートをホームページに掲載しました。時間があれば覗いてみてください。
ンジャズやヴォーカルを聴こう 喫茶店 「カフェ 884」



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