元旦に善光寺へ行った帰りに、ジャズが流れる洋定食屋「バックドロップ(Back drop)」へ寄りました。オムレツをおつまみにビールをいただき、マスターと話が弾みました。自宅へ戻り、弾む演奏を聴きました。
WES MONTGOMERY (ウェス・モンゴメリー)
FULL HOUSE (Riverside 1962年録音)
アルバム「FULL HOUSE」は、ウェス・モンゴメリー(g, 1923~68年)の代表作としてよく知られ、僕も大好きです。ライブを録音したものですが、昨年(2023年)11月に、その完全版(CD2枚組)が発売されたので、購入しました。
メンバーは、ウェス・モンゴメリー(g)、ジョニー・グリフィン(ts)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)。録音時、サンフランシスコに滞在していたマイルス・デイヴィス・グループのリズム・セクション3人が参加し、グリフィンがそれに加わるという、練られた人選です。
曲目は次のとおり。
CD1
1 Full House (Wes Montgomery)
2 I've Grown Accustomed to Her Face (Frederick Loewe) 【あなたの顔に慣れてきた】
3 Blue 'N' Boogie (Dizzy Gillespie)
4 Cariba (Wes Montgomery)
5 Come Rain or Come Shine (Harold Arlen) 【降っても晴れても】
6 S. O. S (Wes Montgomery)
CD1は、オリジナルのレコードの曲目が収録されている、Album Versionです。
CD2
1 Full House (with originally played Montgomery solo restored, Previously Unreleased)
2 Blue 'N' Boogie (Take 1, Alternate)
3 Cariba (Take 1, Alternate)
4 Come Rain or Come Shine (Take 1, Alternate)
5 S. O. S (Take 1, Previously Unreleased)
6 S. O. S (Take 2, Alternate)
7 Born To Be Blue (Take 1, Outtake)
8 Born To Be Blue (Take 2, OutTake)
今回、ウェス・モンゴメリーの生誕100周年を記念して、本作『The Complete Full House Recordings』がリリースされました。CD1に収録された、オリジナルアルバム収録の「Full House」の演奏時間は9分18分で、これはウェス・モンゴメリーのソロに他のテイクからのソロを加えて発表されていたもので、本来の演奏はCD2に収録された7分22秒のものだそうです。Riversideレーベルでそういう操作が行われていたとは、びっくりしました。全体には、他の曲のAlternate Takeも充分楽しめ、価値の高いCDです。レコードも発売されました。
ジャケット裏面にあるウェス・モンゴメリーの写真。
当日の演奏を捉えた写真。
演奏写真。右端にウィントン・ケリー(p)も入っています。
アルバムの裏面に記載された詳細な録音データ。
【バックドロップ】
住所:長野県長野市上千歳町1137-5
電話:026-237-8887
ホームページ:バックドロップ ジャズの流れる洋定食屋(Back Drop) (back-drop.jp)
外観
店内。いつも腰かける席からスピーカー方向。南側から光が差し込んでいます。
少し左に振って撮影。ライブ用のグランドピアノが置いてあります。
メニューは豊富です。
お正月なので、ビール(グラスですが)を注文。美味しい。
ビールについてきたおつまみ。枝豆です。
オムレツ。プレーンですが、ふんわりとして充分美味しい。
珈琲もいただきました。マスターは、新宿のライブハウス「Pit Inn」で年越しライブを聴いて戻ったばかりでした。ミュージシャンの話などをしていただき、盛り上がりました。
スピーカー
真空管のアンプ
ロゴを見ると、ラックスマン製のもののように思われますが、よくわかりません。
バリー・ハリスの「Chasin' The Bird」がかかりました。
続いて、カーメン・マクレエ(vo)の「Book of Ballds」がかかりました。声の再生が、なかなか良かった。
バックドロップでは、ライブを開催しています。この1月23日には、デヴィッド・ブライアント(p)、3月5日には須川崇志(b)Banksia Trioのライブあります。後者に行こうかと考えています。
元旦に能登半島地震が起き、余震が続いています。安否確認や救助に、行政当局は全力で当たってほしいものです。被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。