今年の忘年会も、戸倉上山田温泉(長野県千曲市)の旅館で泊まりでやることになりました。幹事には、料理の美味しいところにしてくれと頼んでおきましたが、さてどうでしょうか?去年は同温泉の別の旅館でしたが、車で出発したものの大雪で到着が1時間以上遅れ、しかも、僕は宴会の真っ最中に仕事で呼び戻されて、とんでもない目にあいました。楽しみですが、12月は既に6~7回の飲会が予定されているので、深酒は慎みます。去年の忘年会の日の気分は、「絶体絶命」でした(笑)。
LITA ROZA (リタ・ローザ)
BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA (DECCA 1957年録音)
「Between The Devil and The Deep Blue Sea」は、1931年にテッド・ケーラー詞、ハロルド・アーレン曲のコットン・クラブのショーのために書かれた曲です。タイトルの日本語訳の絶体絶命とはよくつけたもので、進退窮まる状態のことですが、歌詞の方は、嫌いにならなくてはいけないのに愛してしまって進退窮まったという男女間の恋愛模様を可愛く描いたものです。
リタ・ローザは、イギリスの歌手で、40年代半ばから60年代にかけて活躍をしました。バラードが得意な歌手というイメージを持っていたのですが、2003年に日本で復刻されたこのCDは、それを翻すジャジーなものでした。伴奏は、英国トップミュージシャンで、編曲がビリー・マン、ロニー・ヒューズ(tp)、ジョージ・チジョム(tb)、ドン・レンデル(ts)、ビル・ラサージ(vib)らに英国楽旅中のアイク・アイザックス(g)が一部参加。
曲はよく知られたもので、「Between The Devil and The Deep Blue Sea」(絶体絶命)、「Willow Weep For Me」、「Little White Lies」、「Moon Song」、「Wrap Your Troubles in Dreams」、「I Only Have Eyes For You」(瞳は君ゆえに)、「You Turned The Tables on Me」、「I Cover The Waterfront」(水辺にたたずみ)、「You're Driving Me Crazy」、「MoonGlow」、「You Took Advantage of Me」、「No Moon at All」、「My One and Only Love」の13曲。
リタ・ローザは、ややハスキーながら高音が美しい軽やかな声で、スローから早いテンポまで余裕をもった感じで歌っています。ビリー・マンの編曲が本格的なジャズ志向で、サウンドにそれが窺え、楽器のソロもたくさん入ります。タイトル曲の「絶体絶命」はもちろん、「Willow Weep For Me」、「You Turned The Tables on Me」、「Moonglow」、「No Moon At All」などフェイクを交えながらはつらつと歌っています。インスト・ファンにもアピールする好作品。
ホームページのヴォーカルにリタ・ローザ(Lita Roza)を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう リタ・ローザ
一昔前でしたら、ボクらの職場も含め多くの方たちが、戸倉上山田温泉で忘年会をしてましたが、ここ数年は夜の街もガランとしてますよね.
不景気の波をもろにかぶってしまっているようです.
ボクも数年前に行ったのが最後でした、その時もほとんど人が歩いていませんでした.
戸倉上山田温泉ですが、おしなべて、経営は厳しいようです。また、宿泊して忘年会をやるという職場も減少しました。せめて一年に一度は地元の旅館を使おうということで、今年も戸倉(千曲市)へ出かけます。
お酒は好きですが、強くないので忘年会などの宴席は疲れます。正直早く帰ってビール片手にジャズを聴きたいところです。
今週の土曜日、山本カメラの写真クラブ、プラナークラブの忘年会です。「やま」で 毎年、やります。
アマゾンにCD、注文しました。欲しいCDの他に、ついでに注文したのが、早く届いて、肝心のCDが届きません。一週間は、過ぎました。
欲しいCDは、「マタドール」グランド・グリーンです。早く聞きたい。
今、ホリー・コール「シェイド」を聞いています。サムシング・クールが、しっとり漂っています。
それでは、また。
「Between The Devil and The Deep Blue Sea」を昔、辞書で調べたことがあります。「進退窮まる」という慣用句ですので、絶体絶命の邦題はニュアンス的には正しいのですが、歌詞はさほど絶体絶命ではなく、優柔不断の感じがしました。情けない男を歌う曲、と思って聴くとマクレイやリタ・ローザは雰囲気がピッタリかもしれませんね。
絶体絶命にならない程度に薄野で飲みましょう。(笑)
山本写真館は、表から店内を見るのですが、ズラッとヴィンテージカメラが並んでいて壮観です。長野には珍しいお店ですね。デジカメで撮っている写真をもう少しうまく撮れたらいいのにといつも考えるのですが。
「マタドール」は、まだマタなければなりませんか。内容抜群なので、早く到着するとよいですね。
どうやら札幌に行けそうになってきました。山国の長野県からいくと、カニ、ウニ、イクラなど食べ物が美味しくて、行く度に再び訪れたくなります。今回は、それに加えて、ジャズを聴いてきたいと楽しみにしています。よろしくお願いします。あ!「絶対絶命」になってもかまいません(笑)
拙ブログをお読みいただきありがとうございます。また、この記事がお役にたったとのこと。とても嬉しいです。
注文されたのは、「Those Were The Days」でしょうか。ビッグ・バンドのテーマが収録されていてよさそうなアルバムですね。いま、ジャズ批評NO.67のジャズ・ビック・バンド特集を読んでいますが、テッド・ヒース楽団の歌手としてリタ・ローザがあげられています。この号はたいへん参考になります。
Very Best の方ですね。ヒース楽団は英国の一番なので、どれも高水準だと推測します。僕は1枚だけ持っているだけなので、あまり詳しくありませんが。