安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ポール・チェンバース「CHAMBERS' MUSIC」と、珈琲豆を買うと一杯無料の「Foret Coffee」の話題

2020-04-02 20:11:28 | ベース・ドラムス

珈琲豆の在庫が切れたので、善光寺近くの「Foret Coffee」(フォレットコーヒー)に初めて出かけました。エチオピアの豆を150g購入し、昼食後の珈琲を飲もうと注文したところ、豆の購入者には一杯無料でサービスしてくれると言われました。もちろんいただきましたが、思いがけず嬉しいサービスでした。思いがけずよかったアルバム。

PAUL CHAMBERS (ポール・チェンバース)
CHAMBERS' MUSIC (JAZZ WEST 1956年録音)

   

ポール・チェンバース(b, 1935~69年)は、ハードバップ期に大活躍したベーシストで、1955年から63年にかけて在籍したマイルス・デイヴィス・グループにおける演奏が良く知られています。これはチェンバースの初リーダー作で、ブルーノートやヴィージェイレーベルのものほど知られていませんが、初期の演奏が聴け貴重です。

メンバーは、ポール・チェンバース(b)、ジョン・コルトレーン(ts)、ケニー・ドリュー(p)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。副タイトルの「A Jazz Delegation From The East」(東海岸からのジャズ使節団)とあるように、ドリューを除く3人はマイルス・デイヴィス・グループのメンバーで、ロサンゼルスにおける録音です。

曲は、チャーリー・パーカー作「Dexterity」、ベニー・ゴルソン作「Stablemates」、コール・ポーター作「Easy to Love」、チェンバースの自作「Visitation」、コルトレーン作「John Paul Jones」(後に「Trane's Blues」として録音)、ドリュー作「Eastbound」の5曲。「Stablemates」と「Easy to Love」が入るなど僕には嬉しい選曲です。

急造のセッション録音という感じはありますが、躍動するチェンバースの演奏が楽しめます。ピアノトリオ編成による「Easy to Love」では、チェンバース(b)が弓弾きとピチカートを使い分け、メロディアスかつスリリングな好演をし、コルトレーン(ts)はややまとまりに欠けるきらいがあるものの、「Dexterity」や「Stablemates」で堂々とした演奏を披露しています。全体を通じ、ケニー・ドリュー(p)の黒っぽくてスイング感溢れるプレイも聴きもので、東海岸勢に勝るとも劣りません。

   

ジャケット裏面に掲載された写真。上から、フィリー・ジョー・ジョーンズ、ジョン・コルトレーン、ケニー・ドリューとポール・チェンバース。皆さん若いですね。

【フォレットコーヒー(Foret Coffee)】

住所:長野県長野市東後町21 グランドハイツ表参道弐番館 103
電話:090-2304-8231
ホームページ:foretcoffee (facebookです。)

外観。善光寺近くの中央通り沿いにあります。

入口。「Foret Coffee」ですが、Foretはフランス語読みの「フォレ」で、森の珈琲の意味だと思ったのですが、食べログやRettyがフォレットになっていたので、そう表記しました。

店内。

カウンター。

種類は深煎りのブラジルをいただきました。金属フィルターを使って抽出しているそうです。濃い目でとろりとしていました。豆を買ったとはいっても、これが無料とは、嬉しいサービスです。

購入した豆。包装紙が楽しい。



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