安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ドロ・コーカー「CALIFORNIA HARD」と群馬県の「水沢うどん」の話題

2019-11-20 19:42:00 | ピアノ

群馬県に遊びに行ってきた近所の方が、「水沢うどん」と「こんにゃくパークのソース焼きそば」をお土産で買ってきてくれました。こんにゃくは群馬県特産ですが、焼きそばがあるとは驚きました。水沢うどんを食べてみましたが、知られているブランドだけあって、麺はつやがあり食感がよく、汁も上品でした。サイドメンが知られている作品。

DOLO COKER (ドロ・コーカー)
CALIFORNIA HARD (Xanadu 1976年録音)

   

ドロ・コーカー(p, 1927~83年)は、1976~78年にザナドゥレーベルで4枚のアルバムを作っていて、それが彼のリーダー作の全てです。コーカーはサイドメンとして多くの録音に起用されていますが、アート・ペッパーの「Intensity」(Contemporary, 1960年録音)へ参加していることはよく知られていると思います。

メンバーは、ドロ・コーカー(p)、ブルー・ミッチェル(tp)、アート・ペッパー(as,ts)、リロイ・ヴィネガー(b)、フランク・バトラー(ds)。ドロ・コーカーとペッパー、バトラーは、ペッパーの「Intensity」に参加しているので、その再会セッションという趣もあります。

曲は、ドロ・コーカー作が2曲で「Jumping Jacks」と「Tale of Two Cities」、スタンダードの「Gone with The Wind」、ブルー・ミッチェル作「Roots 4FB」、アート・ペッパー作「Mr. Yohe」、ライオネル・ハンプトン作「Gone Again」の全6曲。「Gone with The Wind」は、ミッチェルがメロディをとり、ペッパーはカウンターメロディを吹いていますが、かつてペッパーは「Intensity」に収録しています。

「California Hard」というタイトルどおりハードバップを志向したアルバム。アート・ペッパー(as, ts)は、広い音域を使って力強い吹奏をしていますが、フレーズは往年のものを感じさせます。「Jumping Jacks」や「Mr.Yohe」ではペッパー(ts, as)とミッチェル(tp, flh)が伸び伸びと吹いていて、胸のすくようなプレイを繰り広げています。バラードの「Gone Again」は、ピアノトリオで演じられ、コーカー(p)がフューチャーされます。ペッパーがサイドメンとして録音するのは珍しいので、そういう意味でも記憶に残る作品。

【うどん茶屋水沢万葉亭のうどんなど】

水沢万葉亭ホームページ:manyotei.com

立派な箱入りのものをいただきました。

中から取り出しました。これで二人前だそうです。

二人前のセット。半生で15分茹でるように書かれていたので、それにしたがってやってみました。

ざるうどんのつもりです。美味しくいただきました。

こちらは、こんにゃく麺のソース焼きそばです。後日いただきます。


絵本美術館 森のおうち (美術館・喫茶 安曇野市穂高有明)

2019-11-19 20:03:41 | お出かけ・その他

「絵本美術館 森のおうち」は、1994年の開館なので、既に25年営業を継続していて、穂高有明の人気スポットの一つになっています。宮沢賢治関連の作品など児童文学関係の展示や催し物を中心として、併設した喫茶店、コテージ、結婚式会場の運営を行っています。

当日は企画展として『宮沢賢治のオノマトペ絵本原画展』が開催されていて、展示も楽しめるだろうと思い安曇野の美術館・ギャラリー巡りの2回目として出かけてきました。多彩な展示を楽しみましたが、展示室は撮影禁止なので、それ以外の場所での写真を掲載しました。

看板。

見えている建物はコテージです。

美術館への導線。

紅葉はほぼ終わりといった感じです。

美術館正面

館内に入ったところです。

売店。絵本が並んでいました。

奥には喫茶店があります。当日は結婚式を控えていたため、ランチ営業はお休みでした。

   

当日は、『宮沢賢治のオノマトペ絵本原画展』が開催されていました。

企画展に関連した絵本が並んでいました。

伊勢英子(いせひでこ)さんの絵。

柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)さん絵の『雨ニモマケズ』(ミキハウス)

竹内通雅(たけうち・つうが)さんの絵の『月夜のでんしんばしら』(ミキハウス)

これには驚きました。ジャズピアニストの山下洋輔作『つきよのおんがくかい』(福音館書店)です。絵は、柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)さん。

山下洋輔さんの作だけあって、音楽会はジャズの演奏です。愉快な絵本です。

今回の企画展に関連した本が販売されていました。

美術館入口に展示されていた、デリア・カンセラ「不思議の国のアリス」。

【絵本美術館 森のおうち】

住所:長野県安曇野市穂高有明2215-9
電話:0263-83-5670
ホームページ:morinoouchi.com


Bistro NORI(ビストロノリ) (洋食 安曇野市穂高有明)

2019-11-18 20:04:02 | グルメ

Bistro NORI(ビストロノリ)は、2017年5月オープンしたお店で、安曇野市の自宅から車で15分のところにあります。地籍は穂高有明ですが、山麓ではなくてやや下の広域農道沿いにあります。初めてランチに入ってみましたが、僕好みの洋食で、後日、夕食にも寄りました。

ランチ、ディナーともにリーズナブルで、地元の新鮮な食材を使った料理をいただけ、安曇野市に住んでいる人には嬉しいお店です。また、車で寄りやすいので、遠くからみえたかたのランチなどにも良さそうです。

看板

建物外観。前は駐車場になっていて10台くらいは停められそうです。

入口。自転車がシンボルらしいです。

店内。入口に向かって撮っています。入口を入って左にもスペースがあります。

   

メニューが黒板に書いてありました。

スープとサラダ。スープはコンソメでした。

本日の日替わりランチです。

本日は、 スタッフドポークカツレツで、 中にハムと自家製スモークチーズが入っているものです。フェイスブックにランチの内容が書いてあります。

僕好みです。

珈琲は、エスプレッソ気味に濃いものです。デザートは、おまかせを200円で追加できます。シフォンケーキやアイスクリーム。

(夕 食)

後日、夕食に行きました。

メニューをみて、ビーフシチューにしました。

サラダ

パン。

野菜がたっぷりのビーフシチューでした。

【ビストロ ノリ (Bistro NORI)】

住所:長野県安曇野市穂高有明10319
電話:0263-83-7720
ホームページ:norinomise (facebookです。)


ソニー・レッド「THE MODE」と信州新町道の駅の「そば信」の話題

2019-11-17 20:09:05 | アルト・サックス

先日、国道19号線経由で安曇野市から長野市へ戻ったのですが、ランチに長野市信州新町の道の駅にある蕎麦屋「そば信」に久しぶりに寄りました。石臼でひいた粉を使い、手打ちで蕎麦を打っていて、人気のあるお店です。手作り感のあるアルバム。

SONNY RED (ソニー・レッド)
THE MODE (JAZZLAND 1961年録音)

   

ソニー・レッド(as, 1932~81年)は、デトロイト出身で1960年代にリーダー作を録音しています。代表作は、ブルーノートレーベルの「OUT OF THE BLUE」だと思いますが、ジャズランドの諸作もそれぞれ特徴があり、このThe Modeはメンバーの選択や選曲にみるべきところがあります。

2つのセッションを収録してあり、1961年12月14日のものは、ソニー・レッド(as)、グラント・グリーン(g)、バリー・ハリス(p)、ジョージ・タッカー(b)、ジミー・コブ(ds)。6月1日のものは、ソニー・レッド(as)、シダー・ウォルトン(p)、ジョージ・タッカー(b)、ジミー・コブ(ds)。グラント・グリーンやシダー・ウォルトンの参加が目をひきます。

曲目は、スタンダードが「Moon River」、「I Like The Likes of You」、「Bye Bye Blues」、「Never Never Land」の4曲、ソニー・レッド作の「Super-20」、「The Mode」、「Ko-Kee」の3曲の計7曲。映画音楽の「ムーン・リヴァ-」を演奏しているのが目に留まります。「The Mode」は文字通りモードプレイを指向したもののようですが、グラント・グリーンのプレイもあって、あまりモード曲のようには聴こえません。

ソニー・レッド(as)の明るめなプレイを楽しめるアルバム。レッドはチャーリー・パーカー系統ではあるものの、黒っぽさは少なく端正なので、メロディの美しい曲が似合っていて「Moon River」やバラードの「Never Never Lnad」におけるプレイには心安まります。グラント・グリーン(g)は、シングルトーンによるブルージーなプレイを行っていますが、レッドの自作「Super-20」で本領発揮しています。ジャズ・メッセンジャーズ加入前のシダー・ウォルトン(p)も聴けます。

【そば信】

住所:長野県長野市信州新町水内4619 道の駅 信州新町内
電話:026-262-2788
ホームページ:sobashin

道の駅の駐車場。昼時は、混んでいます。

そば信入口

   

お品書き。ざるそばは530円です。

店内。セルフ方式です。

天ざるそばを注文。

やや黒っぽい田舎そばです。

天ぷらですが、ボリュームあります。

石臼

打っているところです。こちらのお店の社長は知っている方ですが、現在は息子さん2人で切り盛りしています。

隣の直売所でリンゴとバニラのソフトクリームをデザート代わりに食べました。蕎麦のボリュームがあるので食べ過ぎ。

「かあさんの歌」は、 1956(昭和31)年に,当時20歳の 窪田聡氏が作詞作曲した。 窪田氏は 1935(昭和10)年に東京で生まれ,戦時中に長野県信州新町の父親の実家に疎開して、その時のイメージなどから、この歌を作ったと言われています。


カフェ・クレール (ジャズ喫茶 東京都足立区関原)

2019-11-16 20:03:22 | ジャズ喫茶

先週、東京へ行った際時間がとれたので、東武鉄道伊勢崎線の西新井駅で降りて、カフェ・クレールへ行ってきました。土日祝日にはジャズ・ライブを行っていて、顔ぶれがよいので気にかかったお店です。住宅街の一角にあり、朝9時から営業しています。

ジャズは有線からのものを流していましたが、聴くのもよし、BGMでもよしといった音量です。天井に埋め込んだスピーカーから流れてくるスタン・ゲッツ(ts)などを心地よく楽しみました。機会があれば、矢野沙織(as)、松本茜(p)などのライブに行ってみたい。

外観。

入口。ライブのお知らせが貼ってあります。

店内。広々として気持ちよかった。

カウンターなど。

グランドピアノがおいてあります。壁にはジャズミュージシャンの肖像画がかけてあります。

新聞や雑誌も置いてあります。

ピアニストの松本茜さんデザインのカップなどが販売されていました。

11時30分近かったのですが、まだモーニングの時間だったので、モーニングのセットをランチ代わりに頼みました。

ベーコンと卵が美味しい。

珈琲。カップもお皿も同店のオリジナル仕様です。

受け皿。

JBLのスピーカーもありました。

天井に組み込まれたBOSEのスピーカーから音が流れていました。

ライブのチラシが置いてあります。12月15日(日)の松本茜(p)と、ませ ひろこ(ss)のデュオ、12月29日(日)の田辺充邦(g)、中牟礼貞則(g)、浅利史花(g)の3人のギタリストのライブが気になります。お店のホームページにスケジュールがあります。

【カフェ・クレール(cafe Clair)】

住所:東京都足立区関原2-16-13
電話:03-3880-6645
営業時間:9:00~22:00
ホームページ:clair.cafe