経済界の思惑

法曹人口問題は　経済界にも責任　＠週刊ダイヤモンド５月２４日号４１頁 （ボツネタ）

　司法制度改革を推進した人物は、学会・法曹界ではＳ藤先生とＮ坊元弁護士、財界では某金融会社会長である。
　過払金返還訴訟に悩まされる消費者金融業の代表は、法曹人口を過剰にして、職にあぶれた弁護士を安い給料で雇い入れることを思いついたようである。
　そして、その思惑どおり、今では多くの修習生が職にあぶれつつある。だが、他方で、グレーゾーン金利がなくなり、過払いそのものも消えようとしている。
　残ったのは、職にあぶれたロースクール卒業生、ということになるのか。