いや遠くさまよい出でんとするか・・・
ゲーテの「いましめ」という詩は、「対象リビド」の「自我リビド」への転換を謳っているように思われる。
すなわち、芸術家であるゲーテは、外的な物に対するリビド(対象リビド)を持て余しており、これを十分に昇華できなかったと考えられる(このため、ときおりゲーテは抑うつ状態に陥ったのだろう)。そこで、例によってリビドは内向し、自我リビドへと転換するのだが、この過程にゲーテは気づいていた。かくして、ゲーテは精神の崩壊をきたさずに何とか持ちこたえた・・・というのがバーディーの解釈である。
ゲーテの「いましめ」という詩は、「対象リビド」の「自我リビド」への転換を謳っているように思われる。
すなわち、芸術家であるゲーテは、外的な物に対するリビド(対象リビド)を持て余しており、これを十分に昇華できなかったと考えられる(このため、ときおりゲーテは抑うつ状態に陥ったのだろう)。そこで、例によってリビドは内向し、自我リビドへと転換するのだが、この過程にゲーテは気づいていた。かくして、ゲーテは精神の崩壊をきたさずに何とか持ちこたえた・・・というのがバーディーの解釈である。