修習時代、ある検事正が、窃盗犯の論告で「極悪非道な犯行」式のオーバーな表現を用いる検事を批判していた。誇張した表現が多いと、かえって書面の説得力は減殺されてしまうし、激烈な言葉を目にするのは、あまり気持ちのよいものではない。書面の品位と言うものは大事だ。
つい最近も、「笑止千万」などという表現を使った書面を目にして、いまだにこんな弁護士がいるのかと呆れてしまった。法的に何の意味もない主張であるし、日常ではまず用いない表現だ。
つい最近も、「笑止千万」などという表現を使った書面を目にして、いまだにこんな弁護士がいるのかと呆れてしまった。法的に何の意味もない主張であるし、日常ではまず用いない表現だ。