Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

不出来な仕事

2012年07月13日 08時10分40秒 | Weblog
 最近、一審・二審とも完全敗訴の事案を経験し、どこが悪かったのかを自分なりに分析している。
 当然、勝訴の見込みがあるから受任したのだが、事実関係が明らかになってくると、途中で完全な負け筋事案であることに気づいた。その原因は、事実関係の調査不足にあったと思う。
 よく言われることだが、相談段階では、依頼者は自分に都合の悪いことはなかなか言おうとしない。だから、多くの弁護士が、「私が敵の人間だったら、こう質問します」などと言って、重要な事実関係を確認するのだが、気になる点があるからといって、それを追及しすぎると、信頼関係が壊れてしまうこともある。
 ともあれ、サラリーマン時代に痛感したのだが、何事も初動が大事というのは間違いない。最初に感じた素朴な疑問は、やはり重要であることが多い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする