一昨年亡くなった元の会社の上司で、「これはすごい」と思わせる融資があった。
ある取引先に対し、2月に融資した直後、その取引先の大口顧客が倒産し、かなりの額の貸し倒れが発生したため、その取引先から報告があった。メイン銀行に相談しても頼りにならないという。
このような場合、一般の金融機関は、保全に走ることが珍しくない。連鎖倒産の可能性があるからだ。倒産防止掛金という制度があり、融資を受けられる場合もあるが、金額には限りがある。
さて、私の上司がどう回答したかというと、「先月と同じ金額を融資しますよ」と述べたのである。
その後、その取引先の社長は上司のファンとなり、上司が帰省しているときは自宅にまであいさつに訪れたという。
人から感謝される仕事というのは、やりがいがあるものだ。
ある取引先に対し、2月に融資した直後、その取引先の大口顧客が倒産し、かなりの額の貸し倒れが発生したため、その取引先から報告があった。メイン銀行に相談しても頼りにならないという。
このような場合、一般の金融機関は、保全に走ることが珍しくない。連鎖倒産の可能性があるからだ。倒産防止掛金という制度があり、融資を受けられる場合もあるが、金額には限りがある。
さて、私の上司がどう回答したかというと、「先月と同じ金額を融資しますよ」と述べたのである。
その後、その取引先の社長は上司のファンとなり、上司が帰省しているときは自宅にまであいさつに訪れたという。
人から感謝される仕事というのは、やりがいがあるものだ。