「新潮45」4月号で、橋本治氏は、日本の文化は「年を取らない文化である」と喝破していた。これほど高齢化が進んだ国であるにもかかわらず。
ただし、この文化というのは、戦後に限定したもので、明治期の政治家などをみると、進取の気性に富んだまさに「大人」である。敗戦の影響からか、日本は「退行」を進めたかのように思える。
さて、以前も指摘したが、今の日本の若者が国際的に見てかなり幼稚化していることは間違いない。その原因としては、親が経済的に裕福であることだけではなく、橋本氏が指摘するような成熟を妨げる文化の影響があるのかもしれない。
ただし、この文化というのは、戦後に限定したもので、明治期の政治家などをみると、進取の気性に富んだまさに「大人」である。敗戦の影響からか、日本は「退行」を進めたかのように思える。
さて、以前も指摘したが、今の日本の若者が国際的に見てかなり幼稚化していることは間違いない。その原因としては、親が経済的に裕福であることだけではなく、橋本氏が指摘するような成熟を妨げる文化の影響があるのかもしれない。