先輩弁護士たちを見ていると、病気をするのは経営上多大な悪影響を及ぼすことがよくわかる。怖いのはむしろ精神的な影響である。
病気をすると、どうしても弱気になってしまう。ちょっと受任事件が減っただけで、「もうだめではないか」と思うようである。内心で思うだけでも問題なのだが、それを口に出して言ってしまうようであれば、かなり危ないといってよい。
サラリーマン時代に接していた中小企業の経営者を思い出しても、みな一様に「苦しいときでもそれを表に出さない」ことが経営の秘訣であると言っていた。「武士は、仮にも弱気のことを云ふまじ」と「葉隠」にもある。
病気をすると、どうしても弱気になってしまう。ちょっと受任事件が減っただけで、「もうだめではないか」と思うようである。内心で思うだけでも問題なのだが、それを口に出して言ってしまうようであれば、かなり危ないといってよい。
サラリーマン時代に接していた中小企業の経営者を思い出しても、みな一様に「苦しいときでもそれを表に出さない」ことが経営の秘訣であると言っていた。「武士は、仮にも弱気のことを云ふまじ」と「葉隠」にもある。