Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

1/3以下

2017年05月18日 07時16分17秒 | Weblog
法科大学院入学1704人=過去最低更新―文科省集計
 「2017年春の法科大学院への入学者は前年比153人減の1704人となり、過去最低を更新したことが17日、文部科学省の集計で分かった。」

 初年度(平成19年)の入学者数が約5700人なので、10年で1/3以下に減少したことになる。
 その原因は、あちこちで言われていることではあるが、「弁護士という職業に魅力を感じない人が増えたこと」が一番大きいだろう。というのは、法科大学院に入学するということは、基本的には、法曹、中でも弁護士という職業を選択するということだからである。
 問題は、なぜ魅力を感じない人が増えたかということで、その理由は、端的に「食えなくなったから」というものがあり、確かにこれが一番大きいのだと思うが、私は、別の理由もあると思う。
 それは、本当に法曹に向いている人は、もともと社会の中にそう多くはないということである。
 その証拠に、世の中には、自由独立の立場で個人として仕事をしている人よりも、組織に適応し、組織の中で生きている人の方が圧倒的に多いのである。こうした人が、(大規模事務所や渉外事務所は別として)わざわざ街弁になりたがるということは、可能性としては低いのである。
コメント
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