法科大学院入学1704人=過去最低更新―文科省集計
「2017年春の法科大学院への入学者は前年比153人減の1704人となり、過去最低を更新したことが17日、文部科学省の集計で分かった。」
初年度(平成19年)の入学者数が約5700人なので、10年で1/3以下に減少したことになる。
その原因は、あちこちで言われていることではあるが、「弁護士という職業に魅力を感じない人が増えたこと」が一番大きいだろう。というのは、法科大学院に入学するということは、基本的には、法曹、中でも弁護士という職業を選択するということだからである。
問題は、なぜ魅力を感じない人が増えたかということで、その理由は、端的に「食えなくなったから」というものがあり、確かにこれが一番大きいのだと思うが、私は、別の理由もあると思う。
それは、本当に法曹に向いている人は、もともと社会の中にそう多くはないということである。
その証拠に、世の中には、自由独立の立場で個人として仕事をしている人よりも、組織に適応し、組織の中で生きている人の方が圧倒的に多いのである。こうした人が、(大規模事務所や渉外事務所は別として)わざわざ街弁になりたがるということは、可能性としては低いのである。
「2017年春の法科大学院への入学者は前年比153人減の1704人となり、過去最低を更新したことが17日、文部科学省の集計で分かった。」
初年度(平成19年)の入学者数が約5700人なので、10年で1/3以下に減少したことになる。
その原因は、あちこちで言われていることではあるが、「弁護士という職業に魅力を感じない人が増えたこと」が一番大きいだろう。というのは、法科大学院に入学するということは、基本的には、法曹、中でも弁護士という職業を選択するということだからである。
問題は、なぜ魅力を感じない人が増えたかということで、その理由は、端的に「食えなくなったから」というものがあり、確かにこれが一番大きいのだと思うが、私は、別の理由もあると思う。
それは、本当に法曹に向いている人は、もともと社会の中にそう多くはないということである。
その証拠に、世の中には、自由独立の立場で個人として仕事をしている人よりも、組織に適応し、組織の中で生きている人の方が圧倒的に多いのである。こうした人が、(大規模事務所や渉外事務所は別として)わざわざ街弁になりたがるということは、可能性としては低いのである。