「裁判官になってみて医学の重要性に気づき、退職して医学の道を志すことにしました」―2018新入生インタビュー(14)
「――なぜキャリアチェンジをしようと思われたのですか?
法律の世界で仕事をしていると、事故や事件の被害者の方とお話をすることがあるのですが、法律の世界で仕事をしているだけでは、その場だけで事件が終わってしまうということになってしまいます。例えば加害者の人の罪を判断する、賠償金の額を決めるといったことを法律にもとづいて行うわけです。でも実際には当事者の人生は裁判の後も長く続く。その後の精神的な問題や後遺障害の問題などに、直接に向き合いたいと思っていました。一人ひとりに向き合うためには、医学の知識が必要なのではないかと思い、キャリアチェンジを考えました。」
法曹の場合、30歳を過ぎてから実務に出る人は珍しくないし、ロースクールには社会人学生も多い。
だが、医学部の社会人学生というのは、今でも珍しいのではないだろうか。
ともあれ、医師と弁護士という両資格を持っていると、活躍の幅が広がるのは確かだろう。
個人的には、建築紛争の分野では、建築士と弁護士の両資格を持っている人のニーズが相当あるだろうから、工学部に再入学というのもありだと思う。
「――なぜキャリアチェンジをしようと思われたのですか?
法律の世界で仕事をしていると、事故や事件の被害者の方とお話をすることがあるのですが、法律の世界で仕事をしているだけでは、その場だけで事件が終わってしまうということになってしまいます。例えば加害者の人の罪を判断する、賠償金の額を決めるといったことを法律にもとづいて行うわけです。でも実際には当事者の人生は裁判の後も長く続く。その後の精神的な問題や後遺障害の問題などに、直接に向き合いたいと思っていました。一人ひとりに向き合うためには、医学の知識が必要なのではないかと思い、キャリアチェンジを考えました。」
法曹の場合、30歳を過ぎてから実務に出る人は珍しくないし、ロースクールには社会人学生も多い。
だが、医学部の社会人学生というのは、今でも珍しいのではないだろうか。
ともあれ、医師と弁護士という両資格を持っていると、活躍の幅が広がるのは確かだろう。
個人的には、建築紛争の分野では、建築士と弁護士の両資格を持っている人のニーズが相当あるだろうから、工学部に再入学というのもありだと思う。