リクナビ、学生に背信「マジ最悪」 内定辞退予測を販売
「サービスの狙いは「辞退する可能性が高い就活生を引き留めるための手段」。採用の合否には使わないと合意した企業にのみ売ってきた、という。」
私が就活をしていたころは、多くの企業で、今でいうところのエントリー・シートに、「他の業界への就職も考えているか、公務員試験を受けているか、大学院への進学を考えているか」などを記入させていた。
言うまでもなく、これは辞退しそうな学生を振るい落とすためのチェック項目なので、それを知っている学生が正直に回答することはまずなかった。
ところが、リクナビはネットの閲覧履歴を入手しており、これを基にした情報を企業に売っていた。企業にとってみれば、当該学生に併願状況を聞く必要も、裏付け調査をする必要もないわけである。
「採用の合否には使わない」というのは眉唾もので、常識で考えて、内定辞退率を減らしたい企業としては、採否を決める際の資料として用いる可能性が高いだろう。
いずれにせよ、これは怖いことである。
「サービスの狙いは「辞退する可能性が高い就活生を引き留めるための手段」。採用の合否には使わないと合意した企業にのみ売ってきた、という。」
私が就活をしていたころは、多くの企業で、今でいうところのエントリー・シートに、「他の業界への就職も考えているか、公務員試験を受けているか、大学院への進学を考えているか」などを記入させていた。
言うまでもなく、これは辞退しそうな学生を振るい落とすためのチェック項目なので、それを知っている学生が正直に回答することはまずなかった。
ところが、リクナビはネットの閲覧履歴を入手しており、これを基にした情報を企業に売っていた。企業にとってみれば、当該学生に併願状況を聞く必要も、裏付け調査をする必要もないわけである。
「採用の合否には使わない」というのは眉唾もので、常識で考えて、内定辞退率を減らしたい企業としては、採否を決める際の資料として用いる可能性が高いだろう。
いずれにせよ、これは怖いことである。