Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

オオカミとジャッカル

2019年08月25日 07時34分44秒 | Weblog
 ソロモンの指環──動物行動学入門は非常に面白い本で、実生活に参考になることも結構ある。
 「忠誠は空想ならず」の章では犬を取り扱っているが、現在の犬は、ジャッカルを祖先とするものとオオカミを祖先とするものの2つのタイプがあるようだ。
 犬には人間を「主人」とみなす習性があるが、その愛着の根拠は2つある。
 一つは、野生の犬がその群れのリーダーに対して示すものであり、オオカミはこの性質を強く持つ。
 もう一つは、幼い犬がその母親に対して甘えるような愛着であり、ジャッカルはこちらの性質の方が強い。
 前者が強い犬は、「二君に仕えず」で、主人が変わると適応できないが、後者が強い犬は、誰にでもじゃれつく「万人の犬」だという。
 なんだか、政治の世界や会社の派閥にも当てはまりそうな話で面白い。
コメント
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