Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

理性的心配性

2020年08月30日 06時23分00秒 | Weblog
NYでコロナに感染した世界的日本人医師からの警告 
 「加藤 そこを丁寧に説明するのは行政の仕事であり、専門家の仕事だと思います。その説明が十分でないから、極端に恐怖を感じる人と、恐怖を過剰に語られたせいでこんなことになったじゃないかという人に分断されてしまったのではないでしょうか。要するに、安心を与えられていないんです。
 讃井 たしかにそうかもしれません。私は常々、「“理性的”コロナ心配性になりましょう」と言っているのですが、伝える難しさを感じています。


 「コロナの恐ろしさを心配して政府の政策を批判する意見」と、「コロナの恐ろしさが過大に誇張されているとして報道の仕方を批判する意見」とに二分される状況が生じるのは、専門家の説明不足が理由だという指摘である。
 全くその通りだと思うのは、いまだに感染経路について、専門家から十分な説明がなされていないからである。
 飛沫感染について言えば、「会食」や「カラオケ」が危険であることは分かりやすいが、マスクを着用していても感染する事例(院内感染など)が山ほど出ており、接触感染が疑われるのに、その経路がよく分からないのである。
 タブレット端末での接触感染が疑われる事例(手すり・ドアノブ消毒は徹底したのに…大分の院内感染、盲点になった感染経路)もあるが、これも証明されたわけではない。
 日本医師会などは、「電車のつり革やドアノブ」で接触感染が起こると説明しているが、かといって、電車のつり革や銀行のATMで感染した事例の報告は聞かない(「感染経路不明」に含まれているかもしれないが)。
 こういう状況だから、「理性的」に心配するのではなく、過剰に心配してしまうわけである。
 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする