なにせここ数か月明け暮れた荷物の整理。
とにかく減らそうと。
全部出して要るものを選んで、要らないものは捨てると言う事をやって、そして運んで収めた。
ずっとそれを集中してやって思った事は。
勿体ないって思っちゃいかんな。
と言う事。「いつか使おう」「いつか着よう」「いつか作ろう」今は勿体ないから。そう思って眠っていた品物がどれだけ多いのかわかった。
素敵なものを貯める性質は誰しもあると思うけれど、それでもそれ故に住まいが狭くなって暮らしが圧迫されたり、引越しの荷物が多くて疲れたりするのは弊害と言うもの。
それは裏返すと自己肯定感の低さと繋がってる気がする。
「今はこれを使うほど自分は素敵じゃない。今はこれを使うほど素敵な時じゃない。」
これも気付いたけど、時って結構10年とか20年とか30年とかあっという間に過ぎる。
置いておこうって思ってそれで何十年も経つって事の勿体なさ。こっちの方が勿体ないって気付いた。
素敵な便箋。綺麗なスカーフ。ゴージャスなコート。
和紙や英国羊毛。ため息が出るような舶来の布!(布たくさんある)
なんだって今の私が使うにふさわしいはず。
だってあと30年とか経って、結局使わなかったじゃさらに勿体ないの二乗。勿体ないが勿体ない。
そんなに素敵なものを見つけて、そして手に入れた時点で、もうあなたは今それを身に着けるくらい、使うくらい素敵だよ!
それが判明した真実。
だからこれからは、素敵な物を使う事を躊躇しないで暮らそうと深く心に決めた私です。
着物とかももっとバンバン着たい。合わない色のは染めなおして着れたら良いかも。
財布と相談して、少しずつもう一つの無駄のない暮らし。始めたい。