明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



アダージョ次号の人物は、都営地下鉄駅周辺に、ちなんだといわれている場所はあるが、何しろ数百年前の人物なので、工夫しないと笑止千万なことになりそうである。そこで、ちょっと離れているが、撮影場所を某所に決めた。ここならこの人物にも耐えるであろう。撮影許可のいる場所なので、編集長に申請をお願いする。ただし、ただ撮るだけでは、まだ足りないだろう。 現在配布中の『谷崎潤一郎と人形町を歩く』の谷崎は、8日~11日展示するが、眼鏡と羽織の紐は、本物を合成したので谷崎像には装着していない。眼鏡を必ずかけていたわけではないし、むしろ表紙と違った表情を見せられるので眼鏡はなくても良いが、羽織の紐がなければ間が抜ける。ネットで紐の結び方を検索して参考にしながら装着した。こういうことは相変わらずブキッチョである。座布団も、谷崎が後に坐るであろう位置に置いた本物なので、人形用の座布団を用意した。自分で縫い物ができればこしたことはないが、小学校の家庭科の成績は2であったから、止めておいたほうが良い。
そういえば『中央公論Adagio』が4年目を迎えるそうである。私には2年半くらいに感じるのだが。さらに当ホームページも、開設して今年で10年目である。パソコンを導入して一年後だったが、イライラして、解説書を壁に向かって、全力投球したりしながら作った。早いものである。

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