明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

元旦  


暮れから飲んでいた泡盛がなくなったので、森下賢一さんからいただいた52度の『文君酒』を開ける。度数が高ければ、ちびちびやればいいだけのことである。だけのことではあるのだが。 立ち上る芳香は問題はない。ところが喉元を過ぎると、なんとも表現しがたい第二波が来る。それが過ぎれば一応は落ち着く。小さんの『禁酒番屋』のように、表面に浮かぶ泡を吹いてどかそうにも、第二波なのでそうもいかない。油っこい中華料理ならともかく、正月用に用意した、さっぱりした肴には、まったく合わない。だったら鼻で息をしないで、過ぎ去った頃にと思ったが、件の第二波は去らずに、鼻で息をするまで待機している。糸井重里がタクシーに乗った時、運転手が物凄い腋臭で、この運転手と付き合った女性は、この運転手じゃないと駄目になるだろう、というようなことを書いていたが、確かにそうしたものであろう。私がまだ海洋博の前、車が反対車線を走っていた頃の沖縄に行った時、やかんに入った泡盛を飲まされたが、今の泡盛とは違っていたのかもしれないが、やたら臭かったが、1週間も飲み続けたら、これがまた良くなってしまった経験もある。 届いた年賀状を見ながら、TVにもっとパンクブーブー出ないかなと思いつつ、慣れるまで飲み続けるか、別な酒を買いに行くか考えている元旦である。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )