明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

麻雀  


地元の陶芸家の先輩の家にお邪魔し、奥さんと三人麻雀をする。  十代の頃、工芸の専門学校の連中とやったことはあるが、齧ったともいえない程度である。先日何年かぶりに電話で話した、三つ年上のSさんのアパートでやったのを覚えている。月末に最後のラーメンがなくなり、何か食べさせてもらおうとSさん宅へ行ってみたら、やはり“たまたま”なにもなく、半欠けのタマネギを刻んで、カタクリ粉をお湯で溶いて、化学調味料と醤油を入れたものを二人で飲んだ。何か賭けていたはずだが、そんな有様なので、ムシリ合う物があったとは思えず記憶にない。現金でないことは確かであろう。  昨年インターネットで、Vシネマ『雀鬼』シリーズにはまり、回を追うごとに大きく、黒くなっていく主演の清水健太郎が、命まで賭けて麻雀をするのが面白く、そんな緊迫の場面でも「ポン!」 しかし、麻雀の牌をアップで映されても、何が起きているのか私には全く解らない。そんな話を地元の先輩としていたら、たまたま奥さんが区の健康麻雀(飲まない吸わない賭けない)の講座を受けているというので、正月早々お邪魔して、ルールを教わりながらやってみたのである。当時は相手の捨て牌など、見ても解らないので手元だけ見ていた有様だが、多少考えるだけマシになったといった所であろう。大差を付けられ負けたのはいうまでもない。  実家に2泊の後帰宅すると、玄関を開けたとたん「入国管理局!」と土足で突入したくなるような匂い。犯人は『文君酒』である。

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