明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



御茶ノ水で粘土を買い、帰りにT屋に寄る。主人のHさんに、木場公園で八丈島の物産展やってるから、くさやで飲もうと誘われる。今忙しいので、というと、「すぐ寒くなるから、ちょっと覗いてくるだけだよ」。よく考えたら、そんなことは絶対ない男である。 ムロアジとトビウオのくさやを焼いてもらい、焼酎『情け嶋』700mlを。周りは飲んでいても紙コップで日本酒かビールである。目立つのでテントの奥へ。くさやは美味しいが、昔と違って匂いが薄く、なんでもマイルド方向に行ってしまっているのが不満である。ああだこうだ飲んでいると、2本目も空く頃、中学生まで裸足だった運送会社のKさんが合流。外は良い天気で、結局三本。これから宴会だというKさんと別れ、帰り方向に。Hさん「立ち飲み行かない?」私は冗談じゃないよ、忙しいんだから。というはずが、口から出るのは真逆の言葉であった。「だけどまた水飲まされんじゃないの?」Hさん立ち飲み屋では水を飲まされ、実質、出入り禁止状態である。行って見ると、店に姑が出ていたためであろう、酒が出てきたようである。店を出ると、「ああ腹減った、ステーキ食いに行こう」。これが出ると黄色信号なのだが、私もいい気持ちで忘れていた。ステーキ屋に行くと小さなステーキを頼むが、Hさんいってるだけで食べようとしない。おかしな癖である。ビールを飲み、Hさん店主と散々喋って店を出る「腹減った。寿司行こう」。日本酒を飲み、アナゴと何かを摘む。そろそろ帰ろうということになったが、「支払いは済ませてあるから」とHさん。隣りにいて、支払ったところは見ていないが、そういうこともあるか、と私も不思議に感じない。出口で当然呼び止められる。店を出ると、Hさん、さっき出てきたばかりの立ち飲み屋に、また入ろうとしている。入り口で入店を阻止するアルバイトの女の子と、差し手争いをしているHさんを残して帰った。

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