明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


ようやく頭部が完成する。こんな完成が遅いのは初めてである。もっとも資料など調べて、誰が本当のことを伝えているか、誰の鼻が捏造だろうか、などと、頭の中でモンタージュを繰り返し、デフォルメされた昔の日本画を見ながら、考えている時間が長かった。少々ホッとしてT屋に朝食を食べに行くと、いつもの運送会社のKさんと、タクシー運転手の集団。組合の話ばかりのオヤジは、主人のHさんに怒られたそうである。酒場の(早朝とはいえ)カウンターでする話ではない。今日は楽しく盛り上がっていたが、あのオヤジは、どうしても話がそちらにいってしまう。しかも、今は組合に入っていないというから、おかしなオヤジである。  運転手がみんな帰り、奥さんとKさんと3人になり、タクシーの話から、今月13日に、私がタクシーの中から目撃したモノの話になった。オチがなく、ただ怖いので、このブログにも書かなかった。しかし午前中の明るい中で話しても、怖さは伝わらないようである。私は主人のHさんに、この話をしないよう二人に口止めしておいた。今度私が最後の客の時、この話をして帰ってやろうと思っていのである。怖いもの知らずなようでいて、主人のHさん、この手の話に滅法弱い。T屋にも二人居ついている、といって奥さんに笑われている。 以前、横にいる運送会社のKさんが法事の帰りに、あまりに酔っ払っていたので、Hさんが骨壷を預かった。ところがKさん、パチンコにいったきり12時過ぎても帰ってこない。最後の客の私は、怖がってもう一杯、もう一杯と引き止めるHさんを一人残して帰った。面白いのでまたやってみたいのである。
それにしても、骨壷置いていったり預かったり、面白がって書いてる私を含めて、ブログの登場人物がオッチョコチョイばかりである。先ほど当ブログの訪問者数を知り、想像していたより多かった。トップページを経由しない人が多く、カウンターが上がらなかったのである。T屋の話はいい加減にしておきたいが、行動範囲が数百メートル圏内。作っているか飲んでいるかなので、書くことがないのである。

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