明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



K本には、最近できたみずほ銀行の行員が来るようになり、知らない顔がずらりとならんでいたりする。いつかは、盛り上がった初対面のオヤジに肩を叩かれ驚いた。私が女王陛下からライセンスを賜っていたなら、ドテッパラに風穴が開いているところである。それもこれも、下町は気安いオッチョコチョイばかりだと嘘ばかり描いた山田洋次のせいである。これは何度も書いているが、今後も事あるごとに書くことにする。渥美清は面白かったけど。私は『下町の太陽』を観て以来、むかついているのである。倍賞千恵子は可愛かったけど。 本日は某映画プロデューサーが来ていた。若松孝二の『キャタピラー』が江戸川乱歩の『芋虫』について原作も原案もなにも表記されてないことについての話になる。あれは原作料と同じくらいの制作費で作られたそうだが、やはり原作料をケチったせいであるという。平井家に原作料を支払って映画を作った人がいうのだから間違いないだろう。反戦ならいいとでもいうであろうか。受賞して喜んでいた女優が可哀そうにさえ感じる。女優と直接血はつながっていないが、六代目こと、尾上菊五郎のサイン入りブロマイドを飾って毎日眺めている。これはただいいたかっただけである。昔ショーケンで『芋虫』映画化の話があったようだが、それは実現していたらさぞかし凄かったろう。

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