明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

河童  


アダージョの締め切りも迫り、さすがの私も、いまから河童を作りだす心配はないだろう。だいたい特集地は、Yが一時住んだというだけで水気もない。それに円谷で大ダコその他を登場させたばかりで、次号は大人しくしていようと決めている。とはいっても顔を良く知られた人物ならともかく、ただ老人が立っているだけで良いのであろうか。都営地下鉄を利用する人がどれだけYの名を知っているだろう。顔も名前も知られた人物が並んだ創刊当時からすると、Yはかなり渋い人選といえよう。私としては望む所であるが、背景に名所旧跡が登場するならまだしも、今回もかなり地味である。そこにただ老人が立っていて良いのであろうか。せめて“その筋”の人である、と知ってもらう必用はないだろうか。河童は作らないけど。

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