明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



特集駅にごく近く、背景に当初考えたが検索しても出てこないので、すでに無いか、もしくはたいした場所ではないだろう、と住所も判らないままだった場所が。在ることが判った。行って見ないと使えるかどうか微妙であるし、この期に及んで撮影したとしても、今回はノーマルな色調にしないつもりなので、調整その他、入稿日に間に合いそうもない。 念のため編集長に聞いてみると、ぎりぎりまで待つとのこと。時間的にとても無理、という返事を半分期待していたのだが。困ったことになった。昔からギリギリになればなるほど新たなことを思いついてしまって、自分の首を絞めることは良くあったが、今回は編集会議で所在が明らかになったわけで、悩ましいことである。明日は丸善の人形展の搬入があるし、撮影するとしたら午前中早めに出かけるしかないだろう。  できれば現場を見たとたん、これはまったく使えない、来るんじゃなかった、ときびすを返して引き返せればいうことがなく、猛暑の中撮影し、すでに用意してある背景を使うのが一番良い。二番目は、やっぱり無理して来た甲斐があった。ここで決定。フレーミングを考えるまでもない。という場合である。そして三番目が一番恐れていることだが、撮り様によっては何とかなる。工夫をすれば使えるかもしれない。という場合である。こうなると入稿寸前まで身をよじることになる。今号の円谷でもよじったばかりではないか。 こんなことをいっていると望みどおりにしてやる、と現場が夜中に微妙にレイアウトを変えそうな気がするので止めておく。

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