明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



航空自衛隊浜松基地を舞台に、ジェット戦闘機F-86セイバー(旭光)からF-104スターファイター(栄光)へ、転換期の隊員を自衛隊協力のもとに製作された作品。劇中F-86からF-104へのパイロットの合格率は1000人に一人というセリフがある。それ程86と104は別の物、ということなのか。 初期怪獣映画といえばF-86セイバーで、アダージョの円谷英二の時に、中学生以来プラモデルを作った。実写映像にしびれる。一等空尉の佐藤允や二等空尉夏木陽介がワハハ、ワハハとやたら愉快そうだが何が可笑しいのか判らず。明るく健全な東宝映画というところか。司令官といえば藤田進と田崎潤二人がそろって出演。ゴジラと共に海の藻屑となった平田明彦が乗って登場のF-104がまたとんがっていて格好良い。いわゆる三菱エンピツである。翼を触ろうとした隊員に平田が慌てて駆けより「危ない!なまくら刀よりこっちのほうがよっぽど切れるからな!」「エエ~ッ!」に笑う。当時、最後の有人戦闘機といわれ、これ以降はミサイルとなるはずが、その後も新型戦闘機は作られ続けたわけである。酒井和歌子15歳のデビュー作だそうだが、この数年後、我が小学校6年〇組男子は、酒井和歌子派と松原智恵子派に別れた。この映画はDVDもなく、中古ビデオでようやく入手。なぜこんなビデオを観ているかというと、三島由紀夫がF-104に乗ったからである。

追記 某人物が亡くなったという噂。事実としたら、明日出るのか数日後なのか・・・。

過去の雑記
HOME



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )