明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

映像  


小説を読んでいると私の場合、頭の中で常に映像が浮かんでいるのだが、必ずしも皆がそうではないと知ったのは、そのことを友人と話した中学生の時であった。私はそれが当たり前だと思っていたので、画が浮かぶことはあるけれど、映画みたい動きっぱなしの映像なんて浮かばないという友人を、内心、こいつ馬鹿なんじゃないか、と思ったのだが、聞いてみると、私のように上映されっぱなしという友人はいなかった。 小学校の時に日光に遠足にいったのだが、どう考えても、ここに来たことがある。という景色を目にした。それが十五少年漂流記の一場面だと気がついたのは、いつか読み返している時であった。 本日は逆に、ある文献を読んでいて、以前撮影したことがある場所とそっくりな場面が浮かんだ。1カット、わざわざ撮影に出かける手間が省けたのであった。

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