昨晩、Kさんはあと1日苦しんでいるはずなので、飲酒に誘われることもなく、調べ物と読書で寝たのは5時近かった。朝、雪が降っているという田村写真のHさんの電話で起こされる。 春一番の後で雪? 前回は過度に飲んでしまい、雪を撮影するといっていたことも忘れ、翌日の「雪はどうだった?」のメールや電話に、いつ買ったか覚えていない溶けたアイスクリームを頭にくっつけたまま、僅かに残る雪を見て、これで雪とは大袈裟な連中だ、と不思議がってしまう失態を演じた。 今日はたいして積もりそうもないが、とにかく雪を撮ろうとまず日比谷へ。戒厳令下の帝都といきたい。ところが駅を出るとすでに半分雨。目星を付けたビルに到着したときはタダの雨。積もった雪も見当たらず。 普段なら明け方まで起きていても、3、4時間で目が覚めるのだが。そのまま帰るのも悔しいので撮影する。“私は待ったんだ雪が降る日を。私に雪を撮らせるつもりがないと見極めがついた。”私はきびすを返し総監室へ、ではなくラーメン屋に入った。寝坊した私が悪い。しかし濡れた壁面、路面は撮った。光線具合は二・二六並。来年の降雪を待つつもりであったが、待つのは止め、雪を作ることに決めた。戒厳令下、反乱軍の一将校として、三島はここに倒れることになるだろう。 雨が降る寒い中の撮影であったが、いつも撮影中はカッカしてきて汗をかく。そのままにしていて風邪をひくことがあるので気をつけなければならない。実際体温が上がるのかどうか知らないが、撮影中蚊に刺されにくくなり、さされても軽く済むのと関係があるのだろうか?
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