夕方打ち合わせ。珍しく生きている人物である。作家としては二人目。一人目は巨体の、当時某出版社に住み込みの人物であったが、原稿が完成しないまま、そのままになってしまった。依頼してきた出版社は依頼したきり挨拶もなし。いい加減な出版社である。P○P。 今回の出版社は時間がないらしく、(何故かいつもそうだが)急遽飲み会の予定などキャンセル。長谷川のトリプルタイトルマッチを観戦している場合ではなかった。 中央公論アダージョでは、古今亭志ん生の飲酒表現が東京都交通局からクレームが付き、お銚子とガラスのコップを湯飲みに変更させられた。(このシチュエーションで 志ん生がお茶を飲んでいると思う人はいないだろうが)もう時効だろう。笑い話としか思えないのだが、この件では都知事に裁定をお願いしようというところまでいった。当時新銀行東京の問題でそれどころではなかったが。実際いっていたら、いや都知事も良いところはあるんだぜ、ときっといえただろう。 煙草もNGだったので、吉田茂に葉巻をくわえさせることもできなかった。しかし今度の作家は、そもそもバーで飲んでいるところだというし、煙草もOKである。ジャズ/ブルースシリーズを含め、私ほど作品に煙草を持たせたり、くわえさせてきた作家はいないだろう。望むところである。今では煙草は臭いだけだが。
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