インターネットというのは、何か探す場合大変助かる。磯ノミを注文し、初枝が履いたであろう藁草履も注文することができた。入手した物はまだある。 『潮騒』といえば“焚き火を飛び越して来い”で有名な、監的哨のシーンが有名である。嵐の夜に落ち合う約束をした新治と初江。先に着いた新治が 焚き火をして寝入ってしまい、その後に到着した初枝は濡れた服を脱いで焚き火で乾かす。初江役のAちゃんは知人の娘で、おかげで勝手が違い、どこまでやって貰えるか未だ確認していない。おそらく初江が身につけていたのは、私の時代でいうシミズだかシミーズといった物とズロースであろう。どちらも聞いた事がないというAちゃんに、ズロースのサイズを聞き私が購入して渡すのも妙なので、くれぐれも介護パンツと間違えないよういって調達してもらうことにした。あとはシミーズであるが、これはあくまで昭和風でなければならず、オークションでデッドストック物を入手した。そんなことはAちゃんの母親に相談しつつ、逐一報告しながら進めている。Aは足が大きいからその藁草履入るかしら、というメールをもらった。 先日父親にはテスト撮影したAちゃんを、携帯の待ち受けにするからと送らされた。父親の前では愛娘を褒めることは避けている。大事な娘の話は長くなるし、さらにやりにくくなるからである。最近用事があるのに娘から返事が来ないというので、親父さんしょげてるから連絡してあげて、と私からいっておいた、やはり撮影時、父親にセコンドに付かれるのは拒否しなければならない。もっとも実際は口だけで、どこかに飲みにいってしまうとふんでいるのだが。
過去の雑記
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