明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


本郷付近で撮影をしたいと思っていたら、Kさんが一緒に行きたいというのでかけた。Kさん昨夜から醒めないままロクに寝ないで朝からT屋で飲んでしまい、丸の内線車内、酒臭くてしょうがない。東大の三四郎池を観たいというので行ってみる。アダージョの夏目漱石号以来で懐かしい。Kさん鯉にパンをやったり側に来た緑亀を持ち上げては喜んでいる。亀が逃げるために地面を蹴ってジャンプするのを始めてみた。そうこうすると靴を脱いで水面近くに投げ出していた足の指を、亀に噛まれて声を上げた。こんなことだからKさんは架空の人だといわれてしまうのである。早々に撮影が終ったので門前仲町でハイボールで人心地つき昼食。永代通りを隔てた向こう側に某宅配業者のトラックが路駐している。元S運輸のKさんにいわせると元警察の駐車監視員は地元の宅配業者と繋がっているので捕まらないことになっているのだ、という。たしかにずっと放ったらかしであった。二人で通りの向こう側を観察しながらかつて制作した『D坂の殺人事件』を思いだした。 帰宅し、そこからデータから背景の制作。目が慣れるのを避けるためもあり3作同時に進める。その間Kさんからの誘いのメールは計6回。3つの店からかかってきた。おそらく回復には二日はかかるだろう。

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