明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昼頃撮影にでかける。2001年の創元推理21『渡辺敬助/温』特集号を読んでいて地下鉄を乗り過ごす。外の景色の変わらない地下鉄に乗っているとよくこれをやる。一番ひどいのが中井英夫で、乗り過ごしたと思って乗り換えて、また乗り過ごしたことが二度あり、この時は途中で降りてベンチで読み続けた。しかしおそらく中井英夫よりひどいことになりそうなのが泉鏡花で、よって初めから地下鉄などでは読まない。 今日は和綴じ本を制作する人と会うことになっていたのだが、幸い連絡待って出るつもりだったというのでセーフ。見本を見せてもらい和本、それを収める帙、共にイメージ通りであった。 撮影はというと、ここは江戸川乱歩の時に散々撮影した場所だが、建物はそのままでも窓が無粋なサッシに変っていた。今回はむしろ窓が必用だったのだが。 帰宅後K本の常連Mさん、ご存知Kさんの誘惑を断わって画像制作に集中する。Kさんにはすでに昼の時点で今日は飲まないといっていたのだが、零時過ぎにもう一度焼肉屋にいるので、とメール。これが丁度山を乗り越え頂上で万歳しているときであった。朝から飲んで、ヨーカドーで涼んで、風呂屋を探しまた飲んで、と冷房の効かないアパートに帰りたくないKさんの、ロレツの回ってない話を聞いていると、一日忙しく仕事しているように聞こえる。時間を一日潰すのもたいへんである。あとはコピー&ペーストで済ませたいような内容なので書かずに終る。

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