明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


『潮騒』の宮田初枝、監的哨焚き火のシーンも無事完成。レンズを壊してピンボケ気味であったが、それでかえってよかった。こういった事故も積極的に取り込んでいく。合成が主になっていて、ある程度思い通りになるので、こういう不測の事態は大事にしなくてはならない。人形とカメラを手持ちで撮っていた時代も何か起きないかと、そればかり考えていた。ツールとしての写真の、私が評価しているところはこんな所にある。 初江役のAちゃんは撮ってみるとそのたびに表情が変わり、そこが面白いのだが、人の形に関して専門であり撮った私がみても海女小屋、海辺、監的哨、それぞれ顔が違う。こんなことは始めてである。3人撮ったといっても通るかもしれない。しかしお母さんに確認するとAにしか見えないというから面白いものである。
名古屋にいるKさんからは頻繁にメールが来るし、泥酔して、ほとんど何いっているか判らない状態で電話がきた。明日は福井に行く、といっていたかもしれない。行きつけの店の店長にいわせるとKさんは“2、3日いないと静かで良いが、一週間いないと寂しくなる”そうだが、まったくその通りである。つまり今は静かで実に過ごしやすい。

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