明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


花に覆われた牡丹灯籠は、私の辞書に載っていない物だったせいか、作ってみたら結構気に入ってしまい、一日に何度も手に取って眺めてしまう。撮影用として形だけのつもりで作ったが、そんなことをしていて壊れては困る。簡単に壊れないよう、エポキシ接着剤で補強をした。下に垂れ下がっている物はトイレットペーパー風で、と思わなくもない。実際『貝の穴に河童の居る事』ではトイレットペーパーを使用している。出演をお願いした素人役者の方のとっさの思いつきであったが、即採用となった。しかしこのヒラヒラが、漂う幽霊の象徴的なものになるかもしれない。それに何度も風になびいているところを撮影することになる。ちゃんとした布を垂らすことにした。調べるとシルクジョーゼットの白というのがイメージに近そうである。人形だけでなく、撮影小物まで作るとなると、シルクジョーゼットなどと縁のないものまで検索し、知ることができ、ついでに購入までできる。インターネットのおかげである。

HP

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