明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



地球由来の成分でできているわりにゴジラは大き過ぎるのが気に入らない。現代兵器とのバランスのせいでそうなったなら『大魔神』のように過去の話しにすれば良いと思うのだが。『キングコング』を観るのはジェシカ・ラングが出た作品以来である。ネットの予告でコングがタコを食っているのを観て観る気になった。結論からいえば面白かった。70年代の話しなのと本土決戦ではなく、秘境に赴く分、兵器が限られ人間が苦戦するのがいい。やはり人間が踏みつぶされたりかみ殺される場面がないと恐怖感に欠ける。でか過ぎるのは自然災害の怖さである。文句があるとすれば、ヘリコプターが全滅させられるのが馬鹿過ぎるのと、コングのライバルが二本脚で、地球上の生物じみていない所だが。幼稚園の頃父にねだって最初に観た怪獣映画『キングコング対ゴジラ』ではコングの顔の巨大なアップが怖くて父の背中に隠れた。しばらくは何処へ隠れてもコングと目が合ってしまう怖い夢を見た。そんなことを思い出したが、数年後、ゴジラががシェーをやるという失態を犯す頃には怪獣が人間サイズに見え出した。思えば短い時間だった。しかし本日はひと巡りして怪獣初体験を思い出させてくれた。 長いエンドロールを観ながらこれから帰って作るかな、などと思っていたら。えっ?どうやら今後、シェーなどなかった別世界を見せてくれそうで期待。その時はジェシカ・ラングなんてもんじゃなく、水野久美クラスを頼むぜ。

HP

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