明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



朝から造花の牡丹を周りに散らばらせ、灯籠本体に貼付けて行く。子供の頃、お隣のおばちゃんの内職を邪魔してはよく叱られたのを懐かしく思い出した。中にしこむ電球と、下に垂れ下がるヒラヒラしたもの以外は完成した。昔の挿絵では、大きな牡丹一輪がそのまま提灯状になっているようだが、もう少し派手になるよう大小の牡丹十数個に覆われた灯籠となった。牡丹灯籠は中国の話に発想して圓朝が創作した作品だが、この造花はメイドインチャイナで、中国のおばちゃんが造花を段ボールに詰め込んでいる所を想像した。 この牡丹灯籠に早く明りを灯してみたい。お露、お米に持たせて新三郎のもとに通わせるのは勿論だが、効果的な場面で空中を浮遊させてみたい。 昨日、展示予定場所の担当者とたまたま会ったので、圓朝の背景に、開くと1メーター超の金屏風を立てるので、スペースのことと照明をできるだけ落とせるよう希望を伝えた。ギャラリーや展示会場を含め、案外これがなかなかできない。

HP




























そのスペース





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