先日ららぽーとに牡丹灯籠用の布を買いにいった時に、羽織の紐用の紐を買うのをすっかり忘れていた。最初のカットは紐は写らないと思っていたが入りそうである。そこで昔、窓のブラインドの紐をちょん切って作った泉鏡花の紐を拝借することにした。 先日作った鬼火が浮んだ圓朝用背景だが、掛け軸を意識した縦横比に、まったく立体感がない平面的背景で、ここに普通に印影のある立体を配するのは当然木に竹を継ぐ結果になるのは明らかである。そこで印影を消し、立体感を消すよなライテイングで撮影をした。この場合、印影によるごまかしは効かず、出来不出来が露になるだろうことは予想をしていたが、目で見た分には顔の塗りムラ艶のムラなど、むしろ人間っぽくリアルに見えているものが、目で見た以上に強調されてしまい、顔を洗ってこい、というような結果となった。塗り直しをすれば済むと思うが、方法は間違っていないことは判った。
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