明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



次回の個展の開催期日が決まった。銀座青木画廊『ピクトリアリズム展Ⅲ』5月12日(土)〜5月25日(金)20日(日休)。ピクトリアリズム展Ⅰ、Ⅱは共にオイルプリントであった。1回目は2000年。今回は、広義の絵画主義ということでピクトリアリズム展とした。 昔のピクトリアリズム運動は、写真の発明からしばらく経ち、その記録性から、より表現としての可能性を追求しようとした運動であった。私も写真の身も蓋のなさからなんとか脱却したい、とやってきた。そういう意味ではピクトリアリストとしては直系といえるかもしれない。昔はHPのトップにピクトリアリストと謳っていたが、誰にも通じないだろうといつか消した。私が現在行き着いたのは、手本にしたのが印象派絵画ではなく浮世絵、日本画というところが先達とは大分違うのだが。 蛸に絡まれた北斎が出来てしまったせいで『寒山拾得』また虎にまたがった豊干までやれるのではないか、と浮かれているおり、5月12日からの開催は絶妙に悩ましい。手法だけでも始めて間もなく、テーマまで冒険するのはいかがなものか、と私の頭は考えている。そこでまずは予定していた富士見の北斎、江戸川乱歩と森鴎外3作品を制作してから考えることにした。 友人から98年に千葉市美術館で『曾我蕭白展』観たのを憶えているか、とメールが着た。当然『寒山拾得』もあったはずだから、案外頭に残っていたかもしれない。しかし行きのタクシーのドライバーが、家の掛け軸の髪が伸びる、といったことばかりが鮮明なのであった。

※2016年深川江戸資料館での朗読ライブ映像。
『人間椅子』
『白昼夢』
『屋根裏の散歩者』
ピアノ嶋津健一 朗読田中完

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtubeより

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載6回「夏目漱石の鼻」

HP

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