明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



始めて整体なるものに行った。ギックリ腰をやった時にも行ったことはなかったが、脚が痛くて休み々でないと長い距離が歩けず。膝から下にビリビリと激痛が走る。保険が効くというので治療費は安かったが劇的な改善とはいかず。針がいいのだろうか。明日午前中にもう一度行くことにする。 葛飾北斎はすでに仕上げの段階に入っており草履を履いた足の部分と杖を持つ両手、杖さえできれば着彩に入れる。しかしここを急ぐと良いことはない。「蛸と画狂老人」の方は、日曜日にも手持ちの着物を着てもらって撮影の予定。そもそも北斎の身体用の爺さんが、もう少し大きければそのまま着せて撮れたのだが。 今春予定している個展は、昨年来やっている陰影のない写真を日本絵画的ということでピクトリアリズム3として予定しているが、手漉き和紙にプリントして映えるならば、特にこだわらないことにする。それならば燃える金閣寺や、房総の海女風景も出品できる。 『つげ義春トリビュート展』に出品した作品もちょっと雰囲気を変えて出品する。外の暴風を表すため障子に斜線を描いてしまったが、そんな表現はトリビュート展なればであり他所ではヘンであろう。男がまだ上がって来る前にした。前作を横位置にしたのは横に放り出した左脚を切るのが惜しかったからだが、横位置が苦手なので楯位置にした。4作目にして大人しくはなったが落ち着いた。私もしつこい。3ヶ月病院で寝たきりにされ歩けなくなった88の母がシルバーカーで歩くために執念を燃やすのを見て“これも母由来か”。もっともあちらはリハビリ担当がちょいと良い男なのだが。つげ義春ゲンセンカン主人より『ゲンセンカンの女』


2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtubeより

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載6回「夏目漱石の鼻」

HP

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